みちのく起業

メンター紹介(随時更新していきます)

「みちのく起業」では、地域・課題分野に精通した方を「メンター ※」として巻き込み、事業戦略や経営課題についての作戦会議を定期的に行う機会を提供します。
※メンター:起業を予定する地域又は事業分野の有識者で、「みちのく起業」の支援期間中に定期的・継続的に助言・サポートを実施してくれる方のことを指します。


菊池広人 氏

Profile
所属:きたかみ復興支援協働体 事務局長
プロフィール:早稲田大学人間科学部卒。2006年に北上へUターン。現在は、(NPO)いわてNPO-NETサポートの事務局長として、北上市における市民活動・協働の推進と地域づくりのサポート、政策形成過程における市民参画ワークショップの実施等をおこなっている。東日本大震災の後は、いわて連携復興センターの立ち上げ、北上市の多様な主体による支援組織、きたかみ復興支援協働体の立ち上げを行い、双方の事務局を担当する。

<菊池氏のインタビュー>
1:地元雇用での復興を目指した仮設住宅サポート
2:住民自治による持続可能な地域づくり

菊池広人

メンターメッセージ

地域コミュニティが地域の未来のために、主体的に計画づくりから、実施、評価、改善まで行い、行政やNPO等さまざまなパートナーと連携し、地域をよりよくしていける社会。そして、地域の皆さんが輝ける「仕組み」。そんな仕組み作りをやりたいと言う人に来てほしいですし、事業をつくるお手伝いがしたいと思います。

友廣裕一 氏

Profile
所属:一般社団法人つむぎや代表
プロフィール:大阪生まれ。08年早大商学部卒。持続可能な社会について探求する中で、今でも石貨が価値を持つミクロネシア連邦ヤップ島を訪れて自給自足の暮らしを経験。09年「ムラアカリをゆく」と題して、日本全国の農山漁村を訪ねながら各地でお手伝いをさせてもらいながら泊めていただく旅を実施。約70箇所の日本の中山間地域に滞在しながら、たくさんの人の暮らしや仕事に触れ、そこで生まれたご縁をもとに自分の役割を全うするべく働く。3/17からは宮城県内で活動中。

<友廣氏のインタビュー>
1:一緒に歩く人を見つけるまで
2:すこやかにいられる場づくり

友廣裕一

メンターメッセージ

三陸は、もともと資源が豊かなところです。資源のうちの上澄みの部分を使うだけで、これまで成り立ってきました。しかし、産業に構造の変化が求められつつあるところに、震災がきてしまった。ここから再び社会をつくっていくためには、これまでは全然目を向けられていなかった宝物の掘り起しが鍵だと思っています。今、東北にはいろんなリソースが比較的集まりやすい土壌がある。本気で働きたいと思うなら、可能性がすごくあると思います。

葛巻徹 氏

Profile
所属:特定非営利活動法人いわて連携復興センター事務局長
プロフィール:1977年岩手県花巻市出身 大学進学で福島市、就職で仙台市と合わせて8年ほど県外で暮らす。サラリーマン時代は工業関係の営業をしながら、地元花巻の中間支援NPOの活動に携わる。発災後、岩手県内の中間支援NPOのネットワークを母体として、2011年4月 釜石市の中間支援NPOの代表である、鹿野順一らといわて連携復興センター(IFC)を設立。2011年8月からサラリーマンを退職し、IFCでNPO間、セクター間、県内外等をつなぐ業務に従事している。3児の父でもある。

葛巻徹

メンターメッセージ

いわてに帰ってきてほしい。東京で経済活動の中枢を担っていることも大事だけれど、やっぱりこっちには担い手が足りない。地域でのミッションを果たすというか、誰かが課題と向き合ってやっていかないといけないんじゃないかなあ。帰ってきて、一緒にやろうぜ。

清水敏也 氏

Profile
所属:八葉水産株式会社代表取締役社長
プロフィール:気仙沼で創業40年目、八葉水産株式会社代表取締役社長。震災にて6つの工場、冷蔵施設が全て被災し、10億円以上の被害を受けながらも、2012年3月12日に本社工場の操業を再開、主力の塩辛の製造を始め、社員70人を再雇用に漕ぎつけた。また本業とは別に、帆前掛けで作ったバックやポーチなどの製品を扱うGanbaare株式会社をいち早く立ち上げ、復興の機運を牽引。一方、気仙沼市震災復興会議委員として、行政、学識経験者等と共に、震災復興の計画案作成にも携わり、地域全体の視野でまちづくりにも関わっている。

葛巻徹

メンターメッセージ

気仙沼に限らず、地域においては「マーケットと仕事」は、色々な発想で創り出していかなければなりません。例えば、日本で「衰退産業」と言われる産業をあえて、 気仙沼に持って来たらどうでしょう。きっと気仙沼は「日本一、世界一」、その産業が盛んな土地になります。そんな「小さいかもしれないが、産業が興る」というのも「地域の仕事づくり」の一つの方法です。地域は、知恵を出し合えば、東京よりも起業のハードルは低いとも言えます。
また、気仙沼は昔から、豊かな資源を持ち、商業として成り立っていた土地、「食べられる土地」であったため、人が集まってきました。元々「人を寄せる下地」があったのかもしれません。
この先もずっと、気仙沼に「定住」しなければならない、と思っている訳ではありませんが、何かしらの方法で気仙沼に「関わって」ほしい、またそんな方と一緒に産業を興して行きたいと考えています。

伴場賢一 氏

Profile
所属:一般社団法人Bridge for Fukushima 代表理事
プロフィール:福島県福島市出身。大学卒業後は銀行に勤務し、転職し医療系NGOへ。カンボジア・ザンビア等で、事業を統括し、マイクロファイナンスやプライマリーヘルスケアの事業に5年ほどかかわる。その後、FAO(国連食糧農業機関)カンボジア事務所にてコンサルタントとして勤務した後、JICA海外長期研修生として、LSE(ロンドン大学経済政策大学院)で学んだ後に、JICA(国際協力機構)の専門家としてアフリカを中心に農業案件に関わる。現在は途上国コンサルタント会社を経営し、BoPや社会起業にも関与。震災後、これまでの経験を生かし、一般社団法人Bridge for Fukushimaを立ち上げ、福島市、相馬市、南相馬市を中心に活動を行っている。

葛巻徹

メンターメッセージ

これまで途上国で仕事をやってきましたが、この福島の状況は、その状況と非常に似ています。何もないところから、ゼロから、全体像の中での自分の立ち位置・役割を考え、チャレンジしていく。そういったスピリッツそのものが、今の福島にとって、非常に大事です。
やることは、それほど山ほどあります。エネルギーの話、食べ物を含めた健康の話、子育てに関する話など、自分たちの間近にある問題を、解決していかなければなりません。私は福島の人間なので、まずは福島に暮らす人たち、福島と関わりのある人たちに、一緒にやろうぜ、と呼びかけたい。そして専門性を持った人たち、親身になって、腰を落ち着けて、一緒にやってくれる人たちの力も必要です。
これだけの問題に福島は直面しているわけであり、こういうときだからこそ、みんなの力が必要だと思うし、新しいチャレンジをするべきタイミングだと思っています。私は、そうした人たちの福島での受け皿になりたいと思っています。

島田昌幸 氏

Profile
所属:株式会社ファミリア 代表取締役
プロフィール:北海道岩見沢市出身。大学卒業後からさまざまなビジネスの立ち上げを経験し、09年より仙台市にて仙台放送、地元農家と連携したマルシェジャポン仙台の運営に関わる。震災発生2日目からマルシェジャポンの仲間たちと共に炊き出しプロジェクトを展開。物資の行き届かない避難所を中心にこれまでに2万食以上の炊き出しを提供してきた。復興にむけて新たな雇用と東北の再生モデルの創出を目指した農林漁業6次産業化モデルファームを展開中。

葛巻徹

メンターメッセージ

東北は自然に恵まれた、地域資源がたくさんあります。どの地域にも地域資源は存在し消費者が求めている商品やサービス化をどのように作り上げていくのかが難しい部分であり、喜びでもあります。震災を通じて復旧・復興に向け皆さんが一丸となって取り組んでいますが、新しい価値を創造をし続けなければ、消費者は納得しないものです。情熱と共に資源を見抜く力と、震災前よりどのような部分が創造的で優れているのか。そのような積み重ねが新しい東北の姿ではないかと思います。一緒に東北を盛り上げていきましょう。

竹井智宏 氏

Profile
所属:一般社団法人MAKOTO 代表理事
プロフィール:東北大学生命科学研究科博士卒。卒業後は、東北大学の産学官連携コーディネーターを経て、(株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングにてマーケティングセールスを経験。2007年から、東北イノベーションキャピタル㈱にてベンチャー企業への投資および支援に従事。震災後、「自分に出来ること、やるべき事は何か」と考え、発起人の一人として被災地復興ファンドおよびICT復興支援国際会議のプロジェクトを立上げ、復興支援に尽力。2011年7月末に一般社団法人MAKOTOを設立し会社を退職。米カウフマン財団によるカウフマン・フェローにも選出され、シリコンバレーと被災地を繋いでいる。

葛巻徹

メンターメッセージ

復興をもたらすのは、ヒトの力です。この困難な状況の中から立ち上がって行くには、起業家精神が重要で、それは今の日本にも最も必要な要素と言えます。今、被災地には起業家精神を持った人が立ち上がり、また被災地外からも集まって来ています。私はまさにこの地から、次の東北・日本のリーダーは誕生するのではないかと考えています。これまで私は、ベンチャーキャピタルとしてベンチャー支援に携わって来ましたが、私自身も、この震災を機にサラリーマン生活を捨て、一歩踏み出しています。
皆様のチャレンジをお待ちしています。ぜひ一緒に成長して行きましょう!

川崎克寛 氏

Profile
所属:つなプロ気仙沼 エリアマネージャー/E-planning代表
プロフィール:1970年生まれ。大学中退後、アメリカへ渡る。キックボクシングのファイトマネーで生活し、同時にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で経営学(MBA)を学ぶ。暴動での友人の死や家族の死など、精神的な苦痛を乗り越え、人に感謝すること、尽くすことを心がけるようになる。日本に帰国後、(株)ワールドを経て独立。高知県のまちおこしプロジェクトに関わったことがきっかけで、東北、九州など全国各地の地域プロジェクト参画や企業再生に携わる。震災後はつなプロ気仙沼のエリアマネージャーとしてコミュニティ支援に取り組んでいる。

葛巻徹

メンターメッセージ

coming soon

小野寺 浩樹 氏

Profile
所属:いちのせき市民活動センター副センター長
プロフィール:1976年岩手県一関市出身。
大学進学で埼玉県、就職のため千葉県で、県外で10年間暮らす。
2007年に一関市にUターン。
現在は、いちのせき市民活動センター副センター長として、一関市の市民活動支援、コミュニティ支援に携わり、行政と住民の協働推進、住民主体の地域課題解決ができる地域づくりの推進をおこなっている。
東日本大震災後は、いわて連携復興センターを立ち上げ、陸前高田市にて、復興期における住民主体の地域づくり活動の推進を目的とし、陸前高田まちづくり協働センターを立ち上げ、事務局長として業務に従事している。

小野寺浩樹

メンターメッセージ

地方に魅力が無いという若者がいます。
今の地域では安定して暮らせないから、ほかで仕事を探しなさいという大人がいます。
しかし、地方に魅力が無いのではなく、魅力を引き出せていないのです。
磨けば光る地域資源がたくさんある東北は、大きな可能性をもったマーケットです。
今ある課題も磨けば光る原石です。
若者も大人も、今ある課題、そして今後、予想される課題に長期的な展望を持ち、課題解決に向けて取り組める人が必要です。たくさんの志のある人たちが集まり、この地を元気にすることができればと思っています。