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六郷希望の郷プロジェクト

鈴木 典征 /宮城県仙台市若林区六郷地区下飯田
【Web】 http://www.label-ss.co.jp/

鈴木 典征

事業概要

『六郷地区下飯田における経営・営農支援事業の実施』本事業では、東日本大震災を受け、高齢化が進み離農する農業者に対して営農支援を行う事業です。高齢化が進む地域において、営農支援活動を推進することで、地域の農地の保全や生産活動の向上を目標とし新たな担い手への伝承を本事業では行って生きたと考えております。営農支援におけるモデル化を図り、他地域への展開も視野に入れながら事業実施を行いたく思います。

事業を始めたきっかけ

私自身が津波の被害が大きかった六郷地区の下飯田に農家の息子として生まれ育ち、多くの仲間も現在同じ地区にいる中で、壊滅状況にある農地や、顔見知りの生産者が引退をしたいといった声を受け、私自身も愛着のある地域を復興していきたいという気持ちにかられ、本事業の申請に至りました。
私自身は現在、印刷会社を経営し、印刷を通じて様々な業種の人たちと交流を持つことができています。また、農業の6次産業で重要な要素であるプロモーションや商品開発などは印刷会社で行っている企画開発に似ている部分があります。

今回、私自身が農家の息子として、農業生産はもちろんできることと、自分自身が違う業種で経営を行ってきたノウハウを地域への恩返しも含めて地域の経営・営農支援事業を開始したいと考えております。
現在、地域のもともと、水田エリアで所得が上がらず第2種兼業農家が増えている地域でもあって、今回の津波によって、より厳しい経営状況であり、ダブルローン問題を抱え、辞めるに辞められない実情もあります。
その背景としては、経営そのものを農協に委ねてきた歴史背景があることから、農業者自身が今の経営状況を分析できず、これからどうやって立て直していくのかといった考えが持てずにいます。


今回の事業では、私がほかの分野で経営者として培った経験を、農業分野に活かし生産者の経営状況の分析・生産状況の分析・計画的な生産計画の支援の他に、体力的に厳しくなってきた高齢者のために、生産委託を受ける事業を展開することで、地域の農地の保全や、農業をやってみたいといった若者へ継承していくことで、希望の持てる地域にしたいと考えています。

プロフィール

昭和62年よりラベル印刷業に従事
平成06年 有限会社仙台昭和レーベル印刷設立(主に食品関係のラベル印刷)
今期19期を迎える。

フードアナリストライセンス取得
フードコーディネーター協会に加盟など、各種行政推進協議会等に加盟

がんばろう宮城シール、がんばろう共に前へ等 5,000枚を若林区内に寄贈
関東の取引先化粧品会社様よりご支援頂き、ハンドクリーム等を若林区内の避難所に1,000個配付。

【ひとことコメント】
東日本大震災で被災した生まれ育った郷土を復興したい。今後10年先の強度が笑顔で迎えられるように、
農業の継承のお手伝いをしたい。