みちのく起業 一期生メンバー紹介
フォレストガーデン 花とも
大泉 淳子 /宮城県全域(仙南地域を中心とした
【facebook】http://facebook.com/junko.oizumi.92
事業概要
被災地におけるフラワーデザイン教室及び地場産品の販売を取り入れた出張サービスを致します。新たな行政区として、生活するうえでのコミニュケーションづくりを助け、個々の人々に、花を通じて心のやすらぎや癒しを感じて頂き、植物の特性や飾り方のアイディアなどをレクチャーしていくプロジェクトです。高齢者においては介護予防事業としての役割をもち、子供たち(小学生まで)においては、農園の体験教室などの企画なども取り入れ、生涯学習としての側面も考えています。また、地域の地場産品の試食会や販売会も同時開催することにより、楽しく学び、おいしく食べ「活力のある生活」を推進致します。そのほか医療関係機関や企業むけに、花セラピーの講演などにも取り組んでいきます。
事業を始めたきっかけ
このたびの震災により、私の実家である宮城県岩沼市の寺島地区にあった、花卉及び野菜の生産ハウス(10棟)が津波により流されました。地域農家の連携直営店もあり、私たちグル―プは、生産、直売は打ち切りとなり、生産した花苗を使ってのガーデニング教室も出来なくなりました。震災後、両親をはじめ地域の人々は、自然に囲まれた家から殺風景な仮設住宅へと移ることになりました。
そんななか昨年6月(株)オイシックス様支援の花壇植栽のボランティア活動に参加し、改めて、本当にお花の意力の素晴らしさに魅了されました。まるで被災者の心に響くひとすじのひかりのように思えました。このように現状社会における課題が見え始め、被災地におけるコミュニティの崩壊、そして生活環境の変化に伴う喪失感や悲壮感を肌で感じるようになりました。また高齢者の引きこもりなどから、介護予防活動の必要性も感じ始めました。
このプロジェクトを立ち上げることにより、高齢者を含めた多くの方々に、外に出てもらい、サークルやサロンに参加して頂き、楽しく話したり、学んだり、美味しく食べたりと、元気になる活動を手助けしていくという必要性を感じました。東北の人々、みんなの笑顔が見たいから、被災地のどこへでも足を運び、人と人とを花で繋いで、「心の復興」を目指したいと気持ちを強く致しました。
恵泉女学園短期大学(園芸科)を卒業
仙台市内のホテルにてブライダルの花に携わり、のちに独立
岩沼に現在の「フルール花の森」を開業
1級フラワー装飾技能士、日本フラワーデザイナー協会講師
花の森フラワースクール主宰
子供会、幼稚園をはじめ、サークルや各種イベントでのフラワーデザイン教室の講師をつとめる。指導歴30年余り
震災後は、母の日に信州の生産者のカーネーションを仮設に配布。のち400以上のプランターに花の植栽ボランティアに参加。社会福祉協議会主催のみなし仮設交流会にてアレンジメントを教える。今後も老人会、介護予防サークルの園芸教室のオファーが来ています。
【ひとことコメント】
震災により、私たちはたくさんの事を知り、学び、気づき、「生きる」という原点を見させて頂きました。水・空気・土・花すべてのものに感謝して "魂"同志が強い絆で結び合い たくさんの人々のために、力を尽くしましょう!
未来の東北のために!!