みちのく起業

みちのく起業 一期生メンバー紹介

>>みちのく起業 一期生メンバー紹介に戻る

New-Dento-Craft

松永 武士 /福島県二本松市、中国
【facebook】 http://www.facebook.com/takeshi.matsunaga.7

松永武士

事業概要

震災の影響で完全に生産・販売できなくなってしまった、福島県の伝統工芸品「大堀相馬焼」の復興のために、これまでの古いブランドだけにこだわることなく若い世代にもウケるような製品に加工させて日本だけでなく、中国を中心とした海外に輸出して店舗販売あるいはECサイトにて販売したいと思います。

最終的には全国の伝統工芸品を取り扱い、伝統工芸品の「ZOZOTOWN」を目指し、若者にも伝統工芸の良さを知ってもらえることで、日本の伝統品産業を「カッコ良い」産業にします。また世界に向けて製品を発信することで、メイドインジャパンの素晴らしさを世界伝えると共に日本人が日本の素晴らしさを知ってもらえることを目指します。

事業を始めたきっかけ

事業ビジョン

私の実家は大堀相馬焼という伝統工芸品を製造・販売している窯元であり、私もその恩恵を受けて両親にここまで育てて頂きました。しかし福島県浪江町は震災の原発事故で避難区域に指定されてしまいました。

当然、住むこともそこで仕事をすることもできず、さらに私に実家だけでなく、周り地域全体が「大堀相馬焼」を営む集落地帯になっており、集落全体も窯元を捨てざる得ないのです。このままでは長く続いた大事な伝統工芸品の存続が危ぶまれてしまいます。 そこで今回、もう一度大堀相馬焼を復興しようとを考えております。

最初の目標は大堀相馬焼の組合が完全に復興し、元の窯元の皆さんがもう一度伝統工芸品の製造と販売で暮らしていける社会にすることです。 また私は震災以前から、日本全体の伝統品産業が段々と衰退していくことに問題意識を感じており、若い力と新しい技術で伝統品産業を活性化させたいと考えておりました。 さらに急速なグローバル化によって、様々な日本の産業が外国に飲まれてようとしている最中、「伝統工芸品」はよって日本の存在価値を世界に示すことができる一つの産業だと考えております。 それらの理由から大堀相馬焼だけでなく、他の日本の伝統工芸品を海外で売れるような仕組みを作り、斜陽産業になっている伝統品産業を活性化させ、世界に日本の伝統工芸品のパワーとその技術力を示していけるようにしていきたいという強い想いがあります。

プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部在学中です。一昨年、会社をガッチ株式会社を創業し日本にて教育事業を立ち上げ運営、昨年は大学を休学し、中国にて日本人向けの内科クリニック、カンボジアにてエステをそれぞれ立ち上げ、運営しておりました。(現在も運営中です!)また帰国後、カンボジアの雇用確保と恵まれない人々への英語教育の促進。日本人が楽しく英会話を学んでもらえるようにカンボジアと日本をつないだオンライン英会話事業「カンボリッシュ」を立ち上げ運営しております。良くも悪くもやりたいことはなんでもやってしまう性格なので、このような事業展開になってしまいました笑 どちらというと経営者というより起業家タイプなのかなと思う今日この頃です。まだまだ若造ですが宜しくお願いします。 

【ひとことコメント】
カンボジアで事業をしていたとき悔しかったのは家電製品や音楽コンテンツが全て日本製ではなく、別の国のものでした。大手家電メーカーが軒並み、世界市場で惨敗している中、今こそ伝統工芸品から日本を変え、世界に討ってでましょう!デザイナー・クリエイター様、陶芸家様、その他の伝統工芸の職人様、Webマーケッター様などなどご協力頂けると幸いでございます。どうぞ宜しくお願い致します!