みちのく起業 一期生メンバー紹介
にこにこサポート
木皿 美奈子 /仙台市青葉区
【HP】 http://aoba12345.blog9.fc2.com/
事業概要
にこにこサポートは仙台市青葉区を拠点とし、子育て支援をしています。0~12歳が対象。 業務内容は一時託児・ベビーシッター・学童託児・送迎サポート等 子育てに関する「困った」という声に柔軟に対応しながら活動をしています。震災から一年以上経過した仙台には、沿岸部、福島から移住してきた子ども達が沢山います。もともと待機児童、学童施設の不足など深刻な問題を抱えた仙台市でしたが、子ども達が仙台に引っ越してきてよかったと思えるような街づくりを目標とします。また、働きたいと強く願う女性の就労支援も目的とし、託児所に併設されたカフェを運営しています。子ども達に必要な支援活動を続けながら、未来につながる仕事を創ることが私たちの目的です。
事業を始めたきっかけ
15年ほど前、仙台にベビーシッターの会社をつくろうと考えていました。産褥シッターから始まりなぜか高齢者のお世話までする事になり依頼が増え順調でしたが、結婚を期に一旦仕事を辞めました。13年以上専業主婦として生活していましたが、子育ても一段落し、仕事を再開。しかし、介護保険導入で、高齢者にとってますます不自由な環境になっていることに驚き、介護保険適用外のサービスを行うこと、子育て支援を行うことを目的とした団体 あおばサポートを二年前立ち上げました。
わずか3か月で被災。震災直後から高齢者から生活支援の依頼、託児の依頼が殺到し狭い事務所で対応することが出来ず、新たに「にこにこサポート」を立ち上げ託児ボランティアを始めました。託児の問合せと共に「働かせてください」との声も急増。様々な環境の変化に伴い生活立て直しの為に働きださなければならない主婦が増えたのです。しかし、家庭の主婦として生きてきた自分にはキャリアもスキルもないと言います。それなら主婦としての家事能力、子育て経験を活かし何とか仕事に繋げる事は出来ないかと考えるようになりました。震災後何かをもらうことに慣れ、働く意欲を無くした大人が多い中、小さな子どもと生活立て直しのため懸命に歩き出そうとする女性が安心して働くことが出来る雇用の場を創ることが私の仕事です。
特別何かを成し遂げるため努力したり勉強したこともなく、学生結婚するものの失敗など迷惑ばかりかけている人生だったと思います。二度目の結婚で気が付いたのですがやっぱり始めかけた仕事が気になり、家事も育児はそれほど得意ではありません。気が向かない事に対しては全てが適当。しかし自分が決めたことは絶対に途中で投げ出したりあきらめたりはしません。納得するまで努力し続けます。みなさんどうぞよろしくお願いします。
【ひとことコメント】
2年前7畳一間の託児場から始まったにこにこサポート。今では4倍以上の広さになり、カフェを併設した託児施設が完成しました。日本一の子育てサービスの会社設立、被災地で安定した雇用と保障を約束できる女性が希望を持って働ける職場を創る事を成し遂げます 今は本当に大変で辛いことが多いのですが、10年後、私も必ず笑っていることでしょう!一緒に楽しく仕事していきましょう。