みちのく起業

みちのく起業 二期生メンバー紹介

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株式会社みちさき

菊池 守 /宮城県

菊池 守

事業概要

農産物(果物やお米)には、味(美味しさ)の数値的根拠が存在するが、野菜には存在しない。本事業では、野菜の価値、養液栽培野菜の価値をあげるべく、野菜の数値評価指標基準を構築しブランド化を図り、安定した栄養栽培の生育や販路を確立する。また、消費者の関心事である、商品菌検査や放射能測定も含めて行い、風評被害からも東北の農家を守っていきたい。

事業を始めたきっかけ

本事業に取り組む背景としては、東日本大震災を受け、農地が塩害の被害を受けたことにより、各地で水耕栽培の推進が行われており、農林水産省や経済産業省も手厚い補助をしている。一方で、水耕栽培は消費者における認知度は低く、安全における共通の基準はない状況である。今後、水耕栽培の設置がより進む中で、消費者にとって分かりやすい基準値や、参入農家への指導などが求められる。

この度、農業生産法人みちさきでは、被災を受けた農業者をはじめ、水耕栽培における先進事例をもつ日本IBM・カゴメなどと連携し、農林水産省・宮城県・仙台市からの支援を受け、東北最大の水耕栽培を平成24年度3月までに設置する予定である。今回の震災を受け、水耕栽培の設置した農業生産法人の実態としては、水耕栽培の特徴やブランド化を図れず、販売不振が続いている。

このような状況下において、当社では、ヨークベニマルをはじめ、イオングループなど多くの販路を確立していることから、本事業を通じて、消費者にとって卸先にとって分かりやすい基準を作り、露地野菜との差別化や水耕栽培に参画している農業者・これから参画する農業と共通の基準を作り連携をしながらブランド化を図りたく考えている。

プロフィール

□職歴 
2004年 2月 有限会社 六郷アズーリファーム起業
2011年9月  サイゼリア仙台養液栽培トマトハウス 研修参加
2011年12月 仙台東部六次化産業研究会 副会長
2012年7月  株式会社 みちさき 起業  (仙台東部六次化産業研究会 成果)

□復興活動履歴
お声掛け頂いた農業界の先輩達と共に、復旧復興の為には寝る間を惜しんで参加致しました。
マルシェジャポン仙台様、舞台ファーム様が中心となって行った22,000食、42か所の被災地訪問も参加させて頂きました。