みちのく起業 二期生メンバー紹介
株式会社 小さき花SSS (仮)
石森 秀彦 /宮城県仙台市
【ブログ】 http://ameblo.jp/foreston39/
事業概要
1:放射能汚染地域に暮らす生活者、生産者および企業が、安心かつ安定した生活・経済活動を
継続していくために、国や地方自治体の基準に準じ、
<放射線防御のための3つの原則/1:内部被爆の軽減/2:外部被爆の軽減/3:リフレッシュローテーション>を
実践・実行する放射能測定所の運営事業
2:1で得られた有益な情報を共有・発信するためのWEBを中心とした情報プラットフォームの運営を行い、
総合的な放射線防御のためのサービスと情報を提供する。
事業を始めたきっかけ
私は、震災以降、家族や大切な仲間たち、生きていくための場所を、どうやって守っていくのか、ずっと考えていました。特に放射能汚染が私に与えたインパクトはとても大きいものでした。住む場所をどうするのか、そして何よりも日々口にするものをどうすればいいのかという、今後何十年も続くであろう問題を前にして、とにかく私は、実際に生産者に会って、何でもいいから話してみようと思いました。放射能の問題も含めて、食べ物の問題で安心するにはどうすればいいのか、そんな話しを繰り返していきました。
いくつかの出会いを通して私が感じたのは、安心できる食品を手にするためには、生産者も販売者も、そして生活者も、みんなが同じ方向を向かないと、絶対にうまく行かない、ということでした。 三者がしっかりと同じ思いと目的でつながり、 “今だけ”ではなく“五年後十年後”を見据えて行動すること、これが何よりも大切であると感じました。
放射線防御に正面から取り組み、一過性のイベントのようなものではなく、中長期的に地域の安心を創り上げていく。そんなコミュニティが必要であると思い、今回の事業に取り組んでいきます。
【ひとことコメント】
今、宮城県や福島県などの放射能汚染地域に必要なものは、ここで生活するにあたっての“安心”や“納得”の基盤整備だと思います。“安心”や“納得”をひとつずつ積み上げていくこと、放射能の測定・対策やその結果を積極的に公開していくことによって、地域の価値を更に高めていけるよう、この事業を通じて、たくさんの企業のお手伝いができればと思います。