みちのく起業 一期生メンバー紹介
りぷらす
橋本 大吾 /宮城県石巻市
事業概要
【事業ミッション】
「自分のからだを自分で学ぶ」ことが出来る場を創造します。そして、本人や家族の怪我や病気、介護の予防、障がいの理解につながり、より多様な方が暮らしやすい社会を作ります。そして、そのような方が新たに繋がり、新たな居場所となる、「からだづくり」、「仲間づくり」、「居場所づくり」を目標に行って行きます。
また、それは介護保険の認定から改善した方の受け皿となり、改善するための基盤としても機能します。
つくります。地域ぐるみでより良い生活をつくります。
【ビジョン】
「からだの学びや事業」にて、からだを学ぶ場を作り、怪我や病気の予防、また障がいの理解につなげる。そして、軽度の方を対象としたデイサービスをつくり、要介護状態から改善する方を増やします。そして、「デイサービス(介護保険事業)」から改善したら「体のまなびや(自費事業)」を利用するというようなプラスのサイクルを創りだします。
【事業内容】
からだの学びや事業(自費)
介護予防通所介護事業(介護保険)
【展開計画】 体の学びや事業:3年間で述べ300名以上の受講者、コアメンバー20名以上の育成、医療と介護、介護者をつなぐ場の創設。
事業を始めたきっかけ
震災後、昨年の7月より石巻市にリハビリテーション支援に入るようになりました。その中で、その方や家族にもっと知識があれば怪我や病気を予防できるケースや、また既存の制度ではフォローできないケースがあることを学びました。
特に、現在は介護保険を新たに申請しする方が急激に増えてきています。このような方々を予防するための仕組みが必要だと感じました。 一般の方が自分のからだに関して学べる場所があれば、もっとより良く生活することができます。さらに、怪我や病気、障がいを知ることでその後の生活をイメージでき、より予防に意識付けができます。そしてそのような方に対する理解も深まることで、多様な方が生活しやすい社会を創りたいと想いました。
また、要支援者や要介護者が改善するためのデイサービスが必要だと感じました。そして、従来のモデルにない要支援者が改善した先の受け皿が必要です。プラスのサイクルを生むような事業所があれば、要支援者は改善した後も専門家と定期的に関われ、それぞれの生活を維持することが出来ます。そんなプラスのサイクルを創る事業所を作りたいと想い、はじめました。
2007年 理学療法士免許取得
これまで在宅でのケアを中心に、通所リハビリ、介護老人保健施設、訪問リハビリテーションでの仕事の従事。
2011.5月より 被災地支援活動開始。岩沼市、名取市、南相馬市で活動。
2011.6月 face to face東日本大震災リハネットワークを有志と立ち上げ
2011.7月 宮城県石巻市のリハビリテーション支援開始
2011. 11月 宮城県のリハビリテーション支援事業にて石巻市より委託。石巻市雄勝町、河北町の全て、渡波地区の一部を支援する。
2011. 12月 石巻市へ移住
2012. 4月~ 宮城県のリハビリテーション支援事業にて、石巻市雄勝町、河北町のすべての仮設住宅(およそ1000戸)と在宅の方の支援を展開。現在face to face石巻の代表。
【ひとことコメント】
少子高齢化社会を支える今までにない事業を創ります。既存のサービス(介護保険)と、自費でのサービスをマッチングさせたこのモデルは、地域に合わせて内容を変えることが可能です。「体の学びや事業
は出張でも行えるので、企業や施設などでも行えます。30代以降の方は、両親や祖父母の介護に関わる可能性が高くなってきます。それに、備えるために「介護保険」や「加齢」について学びましょう。仕事を継続して行くためには、支える側にも備えが必要です。
自分のからだを学び・知ることで、より健康につながり、また障がいの理解にもつながります。私たちと社会を支える仕組みを作りましょう。