まずは、石巻の救援活動や復興支援活動で来られた、延べ25万人ものボランティアや支援者の方々が、もう一度石巻に訪れたいとのニーズや観光客としてわずかでも支援として石巻を訪れたいという方々へのニーズに応えるための事業です。同様に、「平成の大合併」で合併したにも関わらず、地域住民同士との交流も少ないため、それぞれの地域情報を知りたい方々へのニーズにも応えるものとなります。
また今回は、石巻というエリアで構築したとしても、被災地の復興としても観光事業に力を入れたい地域は他にもたくさんあるため、それらの地域へもモデル事業となることで、他地域にも波及できるものと思われます。

事業を始めたきっかけ

被災の影響もあり、石巻への観光客は激減しています。とはいえ、現在では、再開されたり、震災後に、復興のために立ち上がったお店や企業もあります。また、震災により、延べ25万人ものボランティアや支援者の方々が石巻に来られました。石巻の交流人口が爆発的に増加している現在、そのような方々に対しても、震災後の石巻の街情報を更新する必要があります。
　
そして、震災後の新しい観光スポットの紹介・PRを行うことで、これまで石巻の救援や復興支援に関わってくださった方々だけでなく、わずかながらでも復興に寄与したい、観光客として訪れて石巻にお金を落としたいと思う方々に、石巻に来ていただくための観光復興支援が必要とされています。
　
震災前から、定住人口の減少がみられていた石巻は、震災により、一層交流人口を増やすことが急務となっています。そして、「平成の大合併」で、一市六町が合併したにもかかわらず、合併した地域住民同士との交流も少なく、それぞれの地域情報をPRすることで、観光支援事業ではありながら「内需」を拡大し、また、「外」からの観光客を増やすことで、観光支援というだけでなく、経済復興にも寄与することを目的とします。