みちのく起業 二期生メンバー紹介
地域密着型小規模他店舗展開の「復興マルシェ それいゆ」
新井 貴裕 /宮城県仙台市を中心とした東北一帯
事業概要
本事業を通「復興マルシェ それいゆ」は、徒歩 15 分圏内の顧客に特化した小規模他店舗展開をするなかで、
消費者と密にコミュニケーションを撮れる場を。
事業を始めたきっかけ
これまで自身が培ってきたマーケティング、商品企画、経営のノウハウを活かして、第一次産業従事者が六次産業化に参画しやすい環境を整備し、食品加工による新製品開発への参入障壁を低減させることで東日本大震災被災地の復興に貢献するとともに、本事業で地元学生を積極的に採用する事で、東北をはじめ日本の将来を担う人材の育成に繋げたい。
本事業が捉える課題は東北のみならず、六次産業化で全国の第一次産業従事者が共通して抱えるものである。本事業を通じて、全国の第一次産業従事者が、より低いリスクで加工食品開発ができるようにし、収入の幅を広げると共に、消費者の家庭の食卓がより豊かになれば本望である。
また同時に、経営人材の枯渇は、第一次産業に限らず、日本全体の課題でもある。本事業を通じて、学生たちには、事業を創り、発展させていくことの醍醐味を感じ取ってもらい、経営人材として育ってもらう中で、日本経済の活性化に寄与したい。
【職歴】
2004年5月~2008年3月 関西を地盤とするスーパーエリート進学塾希学園の首都圏進出に参画。算数科講師として、4年間で500人を超える生徒を指導し、多くの生徒を灘中学校、筑波大付属駒場中学校や開成中学校などのトップ校に進学させるとともに、塾運営でも経営企画、営業企画、ファイナンスに携わり、首都圏での教室数を5教室まで拡大させることに尽力した。
2008年4月~2011年1月 旧日商岩井系商社のイーグローバレッジ株式会社に入社。米国企業の半導体製品や、カーナビ向けソフトウェアの日本国内でのマーケティング、販路開拓及び米国-台湾-日本の3カ国間での量産型製品の製造工程構築に携わる。(退職時の役職はAccount Manager)
2011年3月~2012年6月 スマートフォン向けアクセサリの企画・製造・販売を行う企業、株式会社メイクセンスを立ち上げ、独立。自身が企画した製品「SureTouch!」を仕掛け、全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオングループなど約70%(店舗数ベース)の家電量販店、ロフト・東急ハンズ全店、ドン・キホーテ約100店で販売。4ヶ月で約5万個を売り上げるとともに、「まちかど情報室」(NHK)、「SCOOPER」(日本テレビ)の番組内で紹介されるとともに、日経トレンディ、GetOn!、週刊アスキーなど多くの雑誌で紹介される。
2012年7月~ 復興への思いから、株式会社いざなみの立ち上げに参画
【ひとことコメント】
農業の6次産業化の必要性が叫ばれて久しいですが、その成功事例はあ る程度大きな農業生産法人によるものが大半で、一般の農家にはまだ敷居の高いものです。本事業を通じて、一次産業従事者の方々に、消 費者に受け入れられやすい商品開発支援を提供し、より多くの方々が6次産業化に参入 し、一次産業従事者の所得向上に寄与するのみならず、全国の家庭の食卓をより豊かにできればと思います。
また本事業では、経営に興味を持つ学生たちに、どんどん店舗運営を任せ、経営の基礎を体感していただいています。この取組みを通じて、 東北から将来日本を背負う人材を輩出していく一助になれば幸いです。