みちのく起業 二期生メンバー紹介
戸倉養蜂
阿部 一郎 /宮城県本吉郡南三陸町
事業概要
震災後、被災地を花で囲もうと、自らも評議員として参加している「すばらしい南三陸町をつくる会」等の活動により、ひまわりを植え、また果樹の植樹活動により、花が多く咲く町となった南三陸町で養蜂業を起業し、南三陸町の花と緑による復興を促進し、ハチミツの販売と養蜂キットの販売を行う。
事業を始めたきっかけ
海洋資源に頼ったこれまでの産業を仮に復旧したとしても、人口減少や高齢化という社会課題は解決せず、従事者の確保も難しい実情である。これまでの農漁業復旧ではなく、参入障壁の低い新たな産業へ挑戦し、地域振興の先進モデルとして復興の起爆剤となるべく養蜂業を興し、次世代にその技術を残そうと決断した。
自ら養蚕の指導者として長年生き物を使った産業に携わっており、また、戸倉小学校での蚕指導では、学校教育で飼育する蚕の世界最大数を取り扱っており、生き物を飼育することに関しては、自信を持って行いたいと考えている。
【職歴】
昭和42年 3月 宮城県養蚕農業協同組合連合会 勤務
平成6年 3月 同上 解散
平成6年 4月 気仙沼本吉地方農業共済組合 勤務
平成8年 6月 合併により迫地方農業共済組合 勤務
平成19年 3月 同上 定年退職
【資格】
昭和47年 農業用品目毒物劇物取扱者資格取得
【復興に向けた活動歴】
戸倉まちづくり協議会副会長(高台移転)
すばらしい南三陸をつくる会役員
南三陸町社会教育委員
〃社会福祉協議会評議員
津山若者総合体育館仮設住宅自治会長
折立行政区長
戸倉小学校評議員及び養蚕指導者
【ひとことコメント】
津波被災地への花の植栽が盛んになっている南三陸町で、これまでにない新たな産業として養蜂業で南三陸ブランドを創出し、津波被災地域の復興モデルとして雇用を創出したいと思います。
よろしくお願いします。