みちのく起業 二期生メンバー紹介
女性の力を生かした布ナプ事業
細川 恵子 /岩手県紫波町、大槌町
【HP】 http://keiko124.blog.fc2.com/
事業概要
昨年6月から支援活動を続けており、1年を経過した時点で、支援活動の意向の必要性を感じた。
それは働く場の創出である。活動メンバーが女性中心という特徴を生かして、まずは紫波町で沿岸から移住してきた女性の働く場を作っていく。商品や勤務形態についても、女性が働きやすい環境を整える。
そののち、沿岸地区にも拠点を設ける。
事業を始めたきっかけ
今年度に入って、「てんとうむし」の支援活動に行き詰った現状があった。居場所作りの教室を行っても、参加者が集まらなくなっていた。メンバーと様々な意見交換をして、「やってもらう」時期はもう過ぎたのでは、働くことが求められていること、などの意見が出た。 手仕事をして少しでも収入を得てもらおう、という思いも以前からあって、何を作ったらいいのかを模索している中で、「布ナプキン」との出会いもあった。
お母さん世代のメンバーたちは、あまりしじょうに出ていないもので、使い心地も良く、体にも優しい布ナプキンを是非、手仕事にしたい、との思いが強まった。 子育ての中でも、社会に役立ちたい、自立したい、との思いが強い有能なメンバーに出会えて、これを事業化することが、被災者の女性やメンバーに同じ様に有意義だと思える。
・岩手大学教育学部卒業後、静岡市の民間企業に就職。25歳で結婚のため退社、岩手県紫波町に移住。
結婚後は、三人の娘を出産。祖母の協力のもと育児中も地元企業の事務員として勤務。
・42歳で、地元のやりがいのある仕事をしたいとの思いでNPO法人紫波さぷりを立ち上げ。
障がいのある子どもの居場所作りを通して、誰もが楽しく暮らせるまちづくりを目指した。
・現在、紫波町社会福祉協議会理事、岩手県生涯学習審議会委員。
【ひとことコメント】
この事業で、女性の働く場をつくりたいとの思いを実現させたいです。
沿岸の女性たちの知恵を集めて、女性の立場からの防災グッズを社会に提案していけるようなしくみ作りをめざします。