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到福旅遊(とうふくりょゆう)

加藤 裕介 /福島県福島市

加藤 裕介

事業概要

ビジネススタディツアーを実施するため、訪問先のコーディネートと、ツアーのアテンドを行う。日本の首都圏および中国北部都市(北京・天津・大連)のビジネスエリートをターゲットとする。ツアーを通じて福島の抱える課題を知ってもらい、何ができるのかを考え、新たなビジネスチャンスを見出してもらうことを目的とする。
【医療・福祉】【エコロジー】【被災地域再生】を主な対象分野とし、観光協会、福島県医師会、旅行会社(日本・中国)と連携してツアーパッケージを作成する。

事業を始めたきっかけ

一般社団法人Bridge for Fukushimaでの活動の中で、県のあらゆる産業が震災・原発事故による打撃を被っている状況を多数目の当たりにし、福島には“復”興だけでなく“新”興が必要だと感じたことが、今回新事業【到福旅遊】に取り組もうと考えた動機である。
被災3県の中で最も首都圏への情報発信に乏しく、かつ復興が遅れていると考え、私は福島にやってきた。コンサルティング会社時代に鍛えた「物事を整理する能力」を活かし、約半年間の期限付きの「右腕」として中間支援団体で活動することで、復興が進まない原因を整理し、解を見つけ、復興を加速させられると考えた。

プロフィール

■2011年3月 任意団体「From Yokosuka」メンバーとして活動
―震災後、地元・横須賀の有志による任意団体「From Yokosuka」メンバーとして、3週間毎朝夕駅頭にて義捐金活動を行い、約300万円を、横須賀市の窓口を通じて日本赤十字社へ寄付した。

■2011年5月 アクセンチュア株式会社 入社
―入社後、某日系企業のグローバル業務改革アプリケーション構築/導入プロジェクトにおいて、システム移行時のデータ移行チームに所属し、中国人メンバー8人の作業取りまとめを行った。中国・大連にて5カ月間、14人のチーム内で中国語が話せる唯一の日本人として業務連絡・状況聴取・成果物レビューを行い、日本人メンバーとのコミュニケーション円滑化およびチーム運営に貢献した。

■2011年5月 アクセンチュア株式会社 退社

■2012年4月 一般社団法人Bridge for Fukushima へ参画
―NPO法人ETIC.みちのく仕事「右腕」として、一般社団法人Bridge for Fukushimaにフルタイムで参画中。
・1.直接支援(ハンズオン支援)として、「かーちゃんの力・プロジェクト」「特定非営利活動法人NPOほうらい」「ベテランママの会」において、書類作成・プレゼン資料作成・団体方針策定支援などを行っている。
・2.中間支援として、福島市・相馬市・南相馬市で震災後に立ち上がった社会的起業(特にCommunity business)の取り組みの取材・分析・および弊団体ホームページへの情報掲載を行っている。
 →上記1.2.を通じ、震災後の福島県北部地域の現状把握と、今後の方向性策定に携わっている。特に、福島市においては、仮設住宅に入居する飯舘村の方々や、蓬莱地区のまちづくりに震災以前から取り組んでいる方々などと強固な関係を築いている。

【ひとことコメント】
福島に来て半年。当初、ETIC.右腕派遣プロジェクト終了後は東京に戻ることを考えていた私ですが、半年間の活動で培った経験・ご縁を通じて、福島の復興により深く関わりたいと思うようになり、今回のビジネスマッチングツアープロジェクト【到福旅遊】を立ち上げました。福島には、新産業と雇用の創出が求められています。【到福旅遊】を通じて、福島に新たなビジネスが生まれることを目指して邁進いたします。