みちのく起業

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特定非営利法人コースター

岩崎 大樹 /福島県

岩崎 大樹

事業概要

事業ビジョン

【ビジョン】 創造的で持続的な「自己変革」ができる地域の実現

【ミッション】 そのような地域を担う若者が育つ生態系づくり

【事業内容】
(1) NPOミドルマネージャー育成事業
・自ら社会課題を捉えて、事業を回していくことができる人材づくり
(2) 案件形成支援事業
・新たに立ち上がる事業や活動の支援
(3) エコシステム創造のための各事業
・高校生や大学生に対して、地域や社会課題に興味を持ち、志を育んでもらうための場づくり
・若者の社会参画を促進するコミュニティスペースの運営

【展開計画】 これまで4年間非営利・無報酬で運営してきた、若手社会人や学生が集まり、刺激し合い、さまざまな活動を生む場となってきたコミュニティスペースを基礎に、専門性のある人材育成事業を展開していきます。NPOの発展には①のミドルマネージャー育成を、②新規の事業や活動の立ち上げには案件形成支援事業を、③今後①や②の対象となる若者を増やすためにエコシステム創造のための各事業を行っていきます。

事業を始めたきっかけ

事業ビジョン

福島県は産業基盤の弱い東北地方にあり都市部を除いては過疎化が進行しているとはいえ、首都圏との距離や豊かな環境資源、原発など、経済的に恵まれて、震災前は潜在成長率や移住希望地の順位等で高い評価を得ていた。しかし、これまで市民セクターへ関わってきて感じるのは、その一見豊かな環境が一方で、市民が主体的に社会課題の解決に取り組んだり、地域の将来像を自分たちで構築し共有し実現させていく風土の醸成を阻んでしまっているのではないかということである。

教育で福島県の問題として、学力の低さ、大学進学率の低さ、大学進学を機に県外に出た若者のUターンの低さがしばしば取り上げられるが、市民セクターや社会的事業の担い手についても、現状ではそれを地域内で生みだし育てる力が弱い地域だと考えている。 私は、福島県において、この弱みを克服し、主体的に社会課題の解決に取り組んだり、それを目的とする組織や活動で成長し能力を発揮できる人々を増やしていきたい。

プロフィール

都市デザインやまちづくりを学んだのち、福島県郡山市の実家に戻り、家業の傍らNPOの中間支援や若者の社会参画のためのコミュニティづくり等をしてきました。地縁社会の良いところを活かしつつ新しいソーシャルセクターが活躍できる土壌づくりを模索するなかで、本事業の構想と一緒に仕事ができる仲間ができました。

【ひとことコメント】
この事業は「ぴーなっつ」という、小さな自主運営のコミュニティスペースがベースとなっています。社会起業やファシリテーションについてみんなで学んだり、それぞれの夢や志を共有していくうちに、社会へより働きかけていきたいという思いの輪が広がって、事業化へ至ることになりました。今後もこの輪を広く強いものにしていくことが事業の成功にもつながっていると思っています。もし郡山に来られることがあれば、ぜひ「ぴーなっつ」にも立ち寄ってください。