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特定非営利活動法人 フロンティア南相馬

池田 征司 /福島県南相馬市
【HP】 http://www.frontier-minamisoma.org/
【facebook】 http://www.facebook.com/npoFRONTIERms
【facebook】 http://www.facebook.com/Roadtosmile

池田 征司

事業概要

事業ビジョン

南相馬の中心情報サイトの構築をすることで、情報の混乱を回避し共有に結びつけ、県内外支援者及び団体とのつながりを強化し、発信のみではなく受け手となる支援マッチングも行うことで、町の復興スピードを上げるための事業とする。

提供情報は大きく2つ分類し、細かいニーズに応えることが出来るよう、カテゴリー分けを行う。情報提供の強みとして、PC及び携帯での共有観覧が出来るサイト構築を計画し、市役所サイトとの相互リンクも視野に入れている。予定している情報内容は下記となります。

【総合的な支援ニーズの情報】
・県内外支援団体の紹介及び支援情報、マッチング補助
・放射能汚染状況のMAP制作及び公開
・仮設住宅情報
・警戒区域解除における復旧活動ボランティア募集情報
【市内情報】
・衣食住に関する店舗情報に加え再開情報
・公共施設再開情報
・交通機関情報
・医療関連施設情報
・雇用募集情報
・復興イベント告知情報

事業を始めたきっかけ

事業ビジョン

現在、南相馬にて団体の基盤事業として「経済産業支援事業」と「子ども支援事業」を実施しており、私は「経済産業支援事業」を担当しています。日々状況が変化する南相馬市の中で現在求められている支援は"継続のチカラ"です。もちろん警戒区域解除によるスポット的な支援活動も必要ではありますが、町全体を再生するためには長い年月がかかります。現地で活動を続けて、二年目に入りましたが、未だにはっきりとした復興への道が見えていないのが、この南相馬市全体で言える問題でもあり、課題だと考えます。

さらに言えば、力尽きて撤退する団体も多くありません。津波被害だけではなく、放射能汚染地域ということが、どの活動をしようとも必ずぶつかる壁なのです。これまで、幾度と無く支援企画が開催されてきましたが、地域のまとまりというものは感じられなかったのが正直なところです。助成もいつまで続くかわからない状況を打破するためには、助成に頼らない町づくりが必要であると言う背景があります。そのためには何が必要なのかをこの地で活動を続けながら考えていたのですが、自分の今持つ能力で地域をまとめ、且つ情報の共有できるモノが作れないかと思い始めました。団体の業務と自分自身の仕事事態が支援につながるモノ…もちろん継続的なモノで。

プロフィール

2011年6月より南相馬入りし、様々な支援活動を続け、NPO法人フロンティア南相馬の理事へ就任。本格的に支援事業のハンドリングに携わる。主に広告制作技術を活かした活動となり、イベントLOGOをはじめポスター&チラシ、団体活動報告などの広報と地域交流を担当。 「風評被害」への取り組みとして【福島Game Jam in 南相馬】を2011年7月、2012年8月と開催協力。また産業支援として、ヤフー株式会社と協力提携を結びEC事業 【福島県復興開拓舎 ふろんてぃ屋】を開設。「地域生活支援」としてはこども達への支援を中心とした【-from tears smile- ふろんてぃ家】を立ち上げ、また支援活動団体が集まり開催した【南相馬ダイアログフェスティバル】の実行委員会へも参加。この活動は"南相馬のこども達の未来を守る"ための活動と発展し、支援活動団体同士で【みんな共和国】を発足し活動を続けている。

【ひとことコメント】
これまでの経験とつながりを存分に活かし、この地の復興スピードが少しでも加速するモノと出来るようブレのない想いで当事業を実現させます。南相馬の情報を皆様にお届けすることにより、少しでも「風化」を防ぎ、継続的な支援活動へと結びつける事が自分の想いであり、願いでもあります。サイト構築後の認知には広域なプロモーションが必要になり、皆様のお力をお借りすることが予想されます。その際はぜひご相談させてください。