みちのく起業

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北東北のインバウンド(観光)基盤創造

外和 信哉 /青森県八戸市を中心として北東北3県
【facebook】 http://www.facebook.com/shinya.sotowa

外和 信哉

事業概要

事業ビジョン

「Travel gives Life」。文豪ゲーテの言葉です。

旅は、生きる意味と喜びを与える「場」です。人は、独自のストリーをもって旅に出ます。土地には独特のエネルギーが存在します。その両者が、絶妙なマッチングにより化学反応を遂げた時、旅は人生に息吹を与え輝き放ち始めるのだと思います。しかし現実は、両者の間に大きな「ギャップ」が存在し、輝きを放てない旅が数多く存在しています。 他方、旅をビジネスとして捉えた場合、ギャップが大きい程、提供価値と存在意義は高まります。私は、最大のギャップとインパクトを発揮できる訪日旅客をターゲットに選択します。そのギャップを埋めるのは、旅を創る現場人財の力に帰結すると、私は信じます。現場人財を育成し、共に需要を創りだしていきます。

ふるさと八戸は、北東北の要所に位置します。北三陸の経済圏の中心であり、縄文文化の中心地域の一つでもあります。三陸復興国立公園、縄文文化の世界遺産登録に向けた活動、新幹線の函館延長など、2015年にむけて外部環境も整合し、今がまさに絶好の機会です。 地域のアイデンティティーを尊重し、地元観光事業者や行政とタッグを組みながら、人財とコンテンツでリアルな現場の仕組みを構築し、同時に、国内外で急成長中のビジネスセクターとのハブの役割を果たし、経済的にも社会的にも大きなインパクト創出を目指します。

◆理念とビジョン(存在意義と目指す未来の「絵」) ・多様性を尊重し、人がありのまま、イキイキと生きられる社会を創る ・知性、感性、精神を統合し、新たなパラダイムを導く ・地域と国内外のハブとなり、10年で100の整合事例を創り、100億円の経済効果を創出する

◆事業展開(現在、検証&準備を進行中)
1.東北Learning Journey 自然とヒトの調和した社会「縄文(JOMON)」、震災の経験を伝える「三陸」などを舞台に、英語環境下で、世界中の人々と共にリアルな体験をしながら創発により自らの気づきと覚醒をはかる「新パラダイムの旅」の仕組みを構築し、需要を創出する。

2.地域DMC (Destination Management Company) 地域の志ある人々を面で紡ぎ「海外から見た、日本の中の東北の中の○○」という訪問価値を創り発信して、同時に、成長著しいアジアのベンチャー企業と提携することで、「イケてる観光地=日本→東北」というビジネス需要をワンストップで対応する仕組みを構築する。

3.総合特区通訳案内士制度を活用した「現場人財の育成」  地方自治体とともに訪日観光の未来を担う現場人材を育成し、共に需要を創りだす。(現場人材の満足からはじまるサービス・プロフィット・チェーンの好循環による収益化を目指す)

事業を始めたきっかけ

2009年、母親がくも膜下出血で救急搬送され看護を続けたとき、論理を超えた直感で、両親を看取る宿命は自分にあると感じた。母親は奇跡的に回復を遂げたが、父親ともども70歳となり2人だけの生活を来ることはそろそろ限界であると感じている。ここ数年、Uターンしながらも、自分らしく生きていけるための能力をつけるための活動を続けてきた。その帰結が、今回申請している創業プランである。 つまり、まずはUターンありきで、年齢的にも自分らしく生きるためには創業しかなく、そのためにはどのような能力が必要か逆算しながら活動して、その結果の創業申請問うのが、私の前提としてある宿命感である。

プロフィール

1972年青森県八戸市出身。地元で高校まで通い1990年、卒業と同時に上京。
新聞奨学生での浪人後、早稲田大学社会科学部に在学。

1996年、大学卒業後フリーランスでの仕事を開始。
映画宣伝、テレビ制作、広報誌編集、イベント運営などの他、ツアーコンダクターとして10年間で約400本のツアーを担当。慰霊巡拝、ホームステー、修学旅行、報償旅行、視察旅行、ファンクラブツアー、オリンピック、合唱団来日ツアーなど多種多様な旅の現場を経験。海外35か国、日本全県訪問。

2007年、大手旅行会社の訪日旅行の専門部署でツアー企画造成オペレーションなどのオフィス業務全般を経験する。

2009年、母親の病気を契機に、地元Uターンする宿命を感じ、「自ら、地域で仕事を創り出す」ための活動を始める。ETIC地域イノベーター養成アカデミーなどの活動、地元起業家ネットワーク「八戸ビックバレー」、旅行業の変革を目指す「旅行産業経営塾」、グロービス経営大学院(在学中)など様々な場での活動を続けながら創業機会を模索する。
2011年、震災に際しは、グロービス代表の堀義人氏が主催するKIBOW八戸の運営を担当し、地元との信頼関係を構築・拡大していく。2012年、創業の機会を見極め、みちのく起業に採択いただき、現在に至る。

【ひとことコメント】
「TRAVEL gives LIFE(旅は生きるよろこびをあたえるもの)」。文豪ゲーテが語る旅の価値です。
生きるよろこびを求めて旅するヒトと、提供できる旅の現場とのギャップを埋めることが「旅産業」の提供する価値です。その源泉は、現場人財の「力」と絶妙なマッチングに帰結すると私は考えます。ゆえに、付加価値の高い訪日旅行で大きな経済的インパクトを創出するDMC(Destination Management Company)を目指します。