テーマ | 農業・漁業・林業,仕事づくり |
主な活動地域 | 東京都、岩手県、宮城県、福島県全域 |
活動概要 |
東の食の会は、震災を機に立ち上がった東日本の食の生産者達を、ビジネス・スキルをもって全力サポートし、新しい価値を生み出すことで、チャリティーではなくビジネスベースのWin-Winの取引を、顧客が「支援」ではなく食べたいから買う商品を、生み出す。そして、新しい農業、水産業、食産業を東北から生み出すためのプラットフォームです。 以下の3分野の事業を通じて、5年間(2016年6月まで)で流通総額200億円を生み出すことを目標としています。(2015年3月末までの実績は約50億円) 1)マッチング 東北の生産者と首都圏を中心とする食の販売企業とをマッチングし、継続的な取引を生み出していく。商談会や催事出展、バイヤーツアーなどを通じ、これまでに2000件近くの取引を実現。 2)プロデュース 東の食の生産者と、デザインやクリエイティブのプロフェッショナルと共に新商品を生み出し、新たな付加価値商品のモデルケースを生み出す。これまでに、オシャレ缶詰「サヴァ缶」や話題の海藻「アカモク」などヒット商品を生み出している。 3)人材育成 東の食の生産者、とりわけ、水産業の担い手にマーケティングやブランディングを伝授。「三陸フィッシャーマンズ・キャンプ」の参加者からは多くのヒーロー生産者が生まれ、地域を超えた漁師団体「Fisherman Japan」も生まれた。今夏より、三陸のトップリーダー向けのプログラムを新たに立ち上げる予定。 以上の3分野の通常活動に加えて、生産者に感謝をする収穫祭「東京ハーヴェスト」(次回は2015年11月)、食産業のキーパーソンを一堂に集めてアクションプランを生み出す「東の食の実行会議」(次回は2016年3月)、という大規模なイベントも主催しています。 |
業務内容 |
●東北を「日本の地方創生をリードしている地域」にするため、事業基盤を構築する! ●具体的業務 事務局代表の高橋を支える「右腕」として、事業全体の統括を補佐し、組織運営についてもリーダーシップを発揮してメンバーをまとめてもらいます。1年後、マッチングは、大規模で継続的な案件がコンスタントに生み出している状態、プロデュースは、福島産を含めてヒット商品を5商品生み出した状態、人材育成は、夏から始める一年間のリーダーシッププログラムを実施し、生産者達自身によるプログラムへと移行できる状態になることで、東北が「被災地」、「かわいそうな地域」として記憶されるのではなく、「新しい産業や人材を生み出す活力のある地域」、「日本の地方創生をリードしている地域」と呼ばれている状態を作りたいと思います。その為の推進役を期待します。 具体的な業務としては、以下のような内容です。 <プロデュース事業> ・東北の食の事業者とデザイナーをマッチングし、新たな商品開発やブランディング、パッケージリニューアル等により、ヒット商品を生み出す。このプログラム全体のコーディネートと企画・実行を担当する。 <人材育成事業> ・水産業者の担い手のうち、地域のリーダーとなる人材を集めて、ビジネススキルとリーダーシップに関する研修とハンズオンの事業支援を行う。このプログラムの実行を担当する。(上記、プロデュース事業とも連動) <事務局リーダー> ・事務局のリーダーとして、事業全体の統括を補佐し、組織運営についてもリーダーシップを発揮してメンバーをまとめる。 ●成果目標 ・プロデュース事業を拡大し、東の食の食の会プロデュースの大ヒット商品を5商品生み出す ・人材育成事業を通じ、東北の食産業、さらには東北地域自体を引っ張るリーダーを20名輩出する。 |
リーダーから の想い |
「求む、行動者。」 東北は、食材の宝庫。素晴らしい生産者が、素晴らしい想いを持って、素晴らしい食材を作っています。しかし、残念ながら、東北にはそれを食べる人に伝えるスキルが足りない。作る人と食べる人をつなぐビジネスパーソンが必要です。 一次産業に、マーケティング、ブランディングのスキルと、デザイン、クリエイティブを持ち込むことで、新たな価値、新たな産業を創り出すことができる。震災によって、東北には、この大きなチャンスが生まれています。 東北の血を受け継ぐ者として、5年後、10年後に、東北が「被災地」、「かわいそうな地域」として記憶されるのではなく、「新しい産業や人材を生み出す活力のある地域」、「日本の地方創生をリードしている地域」と呼ばれている状態を作りたい。 傍観者や評論家ではなく、行動者、実践者として、東北に新しい産業を創り出すチャレンジに共に取り組む仲間に出会えることを期待しています。 |
ウェブサイト | https://www.higashi-no-shoku-no-kai.jp/ |
プロジェクト の詳細 |
http://michinokushigoto.jp/project/9351 |
代表者紹介
高橋大就(一般社団法人東の食の会事務局代表)
1999年に外務省に入省後、2003年から2005年にかけて在米国日本大使館勤務を経て、2008年よりマッキンゼー・アンド・カンパニー入 社。2011年、震災直後からマッキンゼー社を休職、2011年6月、東の食の会発足と共に事務局代表に就任。同年8月、正式にマッキンゼー社を退社し、 オイシックス株式会社執行役員(海外事業部長)に就任。現在オイシックスにおける海外事業と東の食の会における東北の食産業の復興事業を同時に行っている。