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プロジェクト 南相馬ITコンソーシアム(南相馬市)

福島県募集終了16589viewsshares2014.06.05

放射能災害によって苦しむ地域で、ITビジネスを創出する!

南相馬ITコンソーシアム(南相馬市)

テーマ:誇れる地域をつくる新しい経済をつくる 活動地域:福島県南相馬市 職種:業務統括制作・クリエイティブ

活動サマリー

【背景】
”東日本大震災”並びに”東京電力福島第一原子力発電所事故”により、南相馬市の子育て世代にあたる20代~30代は約半数が現在も避難を継続し、人口減少と急激な高齢化が進んでいます。単なる「最低限の生活再建」だけではなく、地域を支える人材確保のため、”将来を見通せる雇用”と、”魅力的な教育”が地域に生まれ、継続して備わっていることが必要となっています。また、放射線の影響や風評被害にさらされる事なく価値を生み出す、新規分野も視野に入れたビジネスや産業の創造が急務です。
そのなかで、原子力災害の風評被害に負けないITビジネスと人材の育成を目指し、県地域雇用再生・創出モデル事業を活用して、地元の人たちが2013年1月設立したITベンチャーこそがこの南相馬ITコンソーシアムです。
震災以前は全員ITエンジニアとしての経験が無く、製造業従事(40代男性)や、サービス業従事(30代子育て女性、20代男性)などでしたが、ゼロからプログラミングを学び、現在ではアプリケーション開発や、様々な受託開発業務に従事するに至っています。更に、被災地での事業でもあることから、地域課題解決や復興促進のためのアプリケーション開発にも取り組みを始めています。今後は、事業収益によるキャッシュフローを確保し、地域に優秀な人材や若者世代が活躍できる創造的で魅力的な産業をつくり、新規雇用やUターン・Iターンの受け入れにつなげていきたいと考えています。

【プロジェクト概要】
先ず、目指しているのは以下の2点。
・団体立ち上げから10年となる2023年までに、南相馬を中心とする相双地域において、SOHO等さまざまな働き方で1000人規模の新たな仕事を創出すること。
そのためにも
・2015年12月までに、南相馬ITコンソーシアムの黒字化(補助金を除く)を実現すること。(売上規模概ね3000万円を実現すること)

具体的な動きは下記のとおり。
・ソフトウェア開発事業の立ち上げ、自社エンジニアの育成を通じた雇用創出
・教育プログラムの提供(小・中・高校生向け)
・職業訓練の提供
・国内最大級のゲーム開発イベントである福島GameJamの開催支援や被災地域間の課題解決のイベントであるハッカソンの共同開催
・被災地域間の共同受注プラットフォームの立ち上げ

業務内容

【募集する役割/ポジション】
プロジェクト・マネージャー

【具体的な業務内容】
・地域の特性や事情を考慮した形で産業の芽をつくるべく、その仕組みづくりを一緒に行っていただきます。
・現状の個別事業を回していくというよりも事業展開など次の打ち手を一緒に考え、仕組み化する経営企画と組織づくりがメインとなります。
・全体の動きの中でファンドレイズを行ったり、SOHOの仕組みを作り、チームでできる仕事をとってきて、それを実施できる仕組みを作っていきます。(他団体との連携・調整業務を含む)
・エンジニアのモチベーションをあげ、より創造的な仕事に携われるように業務を作っていくことや、個々の問題意識やコミットを意識した働き方を促進させる組織体制を事務局長の石田さんと一緒に作り上げていきます。
・本人の知見、能力にもよりますが、当面はエンジニアや事務局長の業務も一部担ってもらう可能性もあります。(受託業務の管理としてC言語を使ったアプリ開発を行っているが、エンジニアに対するディレクションも期待したい)

条件

●活動期間:12ヵ月以上
●活動地域:福島県南相馬市、相馬市
●活動支援金:200,000円/月
  →ETIC.震災復興リーダー支援基金およびプロジェクトより支給
●生活支援:宿泊場所あり、赴任手当あり(2万円まで)
●その他:右腕派遣期間後、継続雇用の可能性あり

リーダーからの想い

市民の半数が避難所で生活をしていた震災5か月後の8月に、福島GameJamというゲーム開発イベントの開催の受け入れを引き受けたことに、私たちのチャレンジは始まります。
その後、ETICさんによる企業経営層の被災地視察を通じ企業の支援が決まり、高校生向けに大学のゲーム開発に関する講義を開講するなど、IT産業の土壌が全くない地域の中でその潜在的な可能性を理解してもらうことに取り組んでまいりました。
現在では、福島県のモデル事業に採択され、6人のエンジニアを育成するとともに、子ども向けのプログラミングワークショップを開催するまでに至っております。
今後、外の地域の第一線で活躍する方々と連携しながら、新たなビジネスを生み出し、子どもたちに未来の可能性を提供することで、この国が直面するであろう課題に対して解決策を提供することで多くのご支援の御恩を返していきたいと考えております。

こんな人を待ってます!

【能力・スキル面】
ソフトウェア開発業務経験(objectivC等)
ソフトウェア開発のマネジメント経験(概ね10人程度~)
新規事業立ち上げまたはアカウント管理経験者

【性格面】
初心者向けのエンジニア教育や子どもの教育に携わって頂くことから、エンジニアや子どもたちのロールモデルとなる人物(前向きで、周囲をモチベート頂ける方)
外部の企業や団体と連携し、被災地域の課題について解決することで、イノベーションを起こしていくチャレンジに共感して頂ける方

ETIC.の担当スタッフから一言

『IT産業は人材育成がそのまま産業育成になる』…と、ITを切り口に地域に産業を作っていくべく、地域の人材育成にも熱心な団体で、大都市のITベンチャーとは違う地域における役割やビジョンを持っている団体です。

基本情報

テーマ 産業再生、IT系/情報発信
主な活動地域 福島県南相馬市
受入団体 南相馬ITコンソーシアム
WEB https://www.facebook.com/minamisoma.it

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代表者紹介

田中章広(南相馬ITコンソーシアム 代表)

震災発生時に(社)原町青年会議所で理事長を務めており、初期の支援活動に従事。その後、南相馬市復興市民会議委員として、復興ビジョン策定に携わる。
NPO法人相双NPOセンター理事、NPO法人福島県ベンチャー・SOHO・テレワーカー共働機構(略称:うつくしまVST)理事・相双支部長として、福島県内でも有数の規模のNPOの立ち上げから現在に至るまで中心的役割を果たしている。
避難解除準備区域である南相馬市小高区出身、地元原町高校で生徒会長、石巻専修大学の学生自治会長を務めるなど、被災地との深いかかわりをもつ。

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