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プロジェクト いわきおてんとSUN企業組合

福島県募集終了25877viewsshares2014.09.08

農業再生とエネルギー転換を自らの手で!そこから学びが生まれる

いわきおてんとSUN企業組合

テーマ:新しいエネルギー農・漁・林業の新モデル 活動地域:福島県いわき市 職種:企画・開発・マーケティング事務局運営

活動サマリー

東日本大震災は、地震、津波、原発、風評といった複合的な災害を引き起こし、福島県の社会状況に大きなダメージを残している。特に農業従事者については、未だに風評被害から農業を断念するケースも多く見られ、耕作放棄地が増加の一途を辿っている。さらに、沿岸地域では津波による塩害を受けた農地もあり、地域経済を支えてきた農業生産高は、震災前の水準には戻っていない。また、エネルギー転換が叫ばれていても、中央の巨大資本による取り組みは住民の頭上を経過するのみで、福島の現状を変える住民意識の醸成には至らない。

更に、地域コミュニティは被災・避難・第一次産業の疲弊・復興バブルの業界と立場の違いによりものの言いにくい空気感が漂い、「断絶」と評されるような状況を生んでいる。加えて、いわきの地域地場産業は復興バブルの中にあっても将来の展望を持てないまま、衰退の一途をたどっている。

こうした中にあって、地域社会の未来に向けた明るい動きを住民自身の手で生み出す取り組みとして、本プロジェクトはスタートした。

「いわきおてんとSUNプロジェクト」は、地域社会の将来を希望溢れるものにしたいとの思いに集約される。現在いわき市を始め浜通りに貼られてしまっている「放射能汚染のまち」というレッテルを剥がし、新たに「人と自然が共に生きるまち」というレッテルを貼りなおすという作業であるとも言える。

本プロジェクトでは首都圏を中心とした外の人に対していわきでしか得られない交流や体験を通した学びを提供すること行おうとしている。日本にとってまさに課題先進地となった福島・いわきにおいて課題を解決しようとして市民が立ち上がり取り組む姿が何よりも大きな学びの提供であるとの思いがある。環境によってもたらされたダメージを環境に配慮した取り組みを通してクリアしたい。人のつながりを分断された地域で多くの人の力で進む事業を組み立てることでつながり事態を再生させたい。そして、そうした取り組み一つ一つに体験し、地元住民との交流を通して座学では決して得られない学びとして来訪者に持ち帰ってもらいたい。この部分を目的として組み立てられた事業である。 

その具体的サービスメニューが、プロジェクトの構成団体である市内3NPO法人の得意分野を活用する形で用意されている。オーガニックコットン栽培体験・コミュニティ電力体験・農業体験・ガイド付きツアー体験・研修等である。一見ばらばらに見えるこの事業構成が、多くの来訪者に様々な体験と学びの提供メニューであることで大きな意味を持つ。
これらの事業に対応し得る人材の育成も含め、地域内に新たな自然エネルギーの供給設備の整備やオーガニックコットンを素材とする商品開発・販路拡大、研修事業プログラムの整備等が、いわきおてんとSUN企業組合を中心に具体的には進められることとなる。

業務内容

地域特性とプロジェクト特性を生かした商品企画 &スタディツアーを中心に据えた情報発信力の強化

オーガニックコットン製品の商品企画、販路開拓 これまでにこうした業務に関し経験の無いスタッフに対する能力開発業務、およびコットン事業・電力事業の進捗状況に応じたスタディツアーの企画立案、情報発信

条件

●活動期間:12ヵ月以上
●活動地域:福島県いわき市
●活動支援金:150,000円/月(委細面談)
  →ETIC.震災復興リーダー支援基金より支給
●生活支援:宿泊場所あり、現地交通費支給あり

リーダーからの想い

震災で大きなダメージを蒙った地から、住民自身の手による未来創出という試みはまだ少ない。そうした中にあって、福島から新たな社会づくりを行おうという本プロジェクトが地域社会に示す意義は大きい。震災前に帰るのではなく、震災後の社会を住民自身の手で新しいものにしていこうという試みに賛同し、共にこの動きを作り出す仲間を増やしていきたい。また、福島の課題はいずれ日本のどこの地域でも直面せざるを得なくなる問題の先回りであるとの認識をも持っている。だからこそ、本プロジェクトの残す成果は日本の他地域にとっても大きな学びとなり、スタディツアー事業によって広範な人々への学びの提供が大きな意義を持つと考えている。

こんな人を待ってます!

【スキル/経験面】
・オーガニックコットン事業で収穫されたコットンを
 製品として世に送り出すにあたって即戦力として
 働いて頂ける人
・商品企画や販路開拓等類似した事業の経験のある人
・営業職の経験のある人
・アイデアを形にし事業を先導出来る人
・さまざまなイレギュラー業務にも対応できる人
・コミュニケーション能力が高い人

【タイプ/人物像面】
・第三者的な目で地域特性、優位性を引き出せる人
・本プロジェクトの趣旨に賛同いただける人
・心身両面で健康な人
・グループワークに協調して取り組める人
・明るい性格の人

ETIC.の担当スタッフから一言

いわきおてんとSUN企業組合は、3名の志溢れる復興リーダーが集い、結成した法人です。

農地再生×自然エネルギー×スタディーツアーを掛け合わせ、「いわきならではの学び」という価値を生み出すために奮闘する現場は、震災や原発事故を乗り越えて新しい社会を創ろうとする気概に溢れています。
今回の募集では、オーガニックコットンを素材とした素敵な商品を生み出し、販売促進をしていくことがミッションです。プロダクトアウトではなくマーケットインの視点で事業を構築できるスキルとセンスを持った方にご応募いただきたいプロジェクトです。

基本情報

テーマ 産業再生、農業・漁業・林業
主な活動地域 福島県いわき市および浜通エリア
受入団体 いわきおてんとSUN企業組合
WEB http://www.iwaki-otentosun.jp/

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代表者紹介

吉田恵美子(いわきおてんとSUN企業組合 代表理事)

昭和55年4月〜56年3月 奈良市三笠中学校勤務、平成元年12月ザ・ピープル設立に参加、特定非営利活動法人化を行い理事長就任 、震災後はいわき市小名浜地区災害(後に復興支援と改称)ボランティアセンター長を務める。震災後の支援活動を通じて、共に地域貢献活動を行う為に3団体のNPOによる『いわきおてんとSUNプロジェクト』を発足、平成25年2月に同プロジェクトを企業組合として法人設立、現在に至る。これまでの長い社会活動実績を通し地域内外に広いネットワークを持つ。震災後は10,000人以上のボランティア受け入れ経験を有することから、事業の中への外部人材の巻き込みに関しては他の地域団体に比べ優位性を持つ。

スタッフ(右腕)紹介

藤松泰通(右腕)

詳細プロフィール

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