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プロジェクト 愛さんさん宅食(石巻市)

宮城県募集終了16042viewsshares2013.09.20

疾患・噛む力に合わせた要介護高齢者向け配食サービス

愛さんさん宅食(石巻市)

テーマ:高齢化社会のモデル地域医療のモデル 活動地域:塩竈市七ヶ浜町宮城県石巻市多賀城市東松島市 職種:企画・開発・マーケティング営業・営業企画

活動サマリー

【背景】
1.要介護高齢者の増加、介護職員の減少
震災によって被災3県の要介護認定者は11万人と震災前に比べ12%も増加(全国平均5%)している一方で、3県の介護職の有効求人倍率は1.7倍と、震災前の1.0倍と比較しても介護従事者不足が広がっている。
さらに介護・医療施設の損壊により被災高齢者の避難生活は長期化し、体調悪化が懸念されており、息の長い支援が求められていると共に、過疎地域における介護の新しい在り方が求められている。

2.生活介助枠15~30分の削減(介護保険法改正)
2012年4月~介護保険法改正により、生活介助枠が15~30分も短縮されたことで「食事に支障がでている。」と介護従事者の6割が回答。(2013年3月介護従事者250人対象アンケート)
私が実際の現場で耳にするのも、「2~3日分をヘルパーさんが作り置きし、掃除等の時間を捻出する」、「惣菜を買って対応する」等であり、食中毒の危険や栄養バランスが崩れることが懸念される。また、利用者さんが楽しみにしているヘルパーさんとの会話の時間が減ってしまっている事もよく聞く現場の声である。

3.3つの地域特性
私達の拠点である塩竈市は、被災地沿岸部の中で一人暮らし高齢化率が最も高いにも関わらず、行政の支援が手薄く(配食補助は週1回、仙台市等は週7回補助対象)、他に比べてNPO等の支援が少ない等の地域特性がある。そして、配達エリアでる塩竈、七ヶ浜、多賀城には、今もなお仮設での生活を余儀なくされている方々が、約800人おり7割以上が高齢者である。
そのため、NPOではなく株式会社として継続的に要介護高齢者の食の問題を解決するために創業。

【事業概要】
●誰に 
被災地域のご高齢者、要介護者様

●何を(商品・サービス)
・糖尿病・腎臓病・高血圧等の食事制限や噛む力に合わせた食事の定期宅配
・安否確認、お元気情報レポート(配達時の様子、服薬チェック等)の作成、離れたご家族および担当のケアマネージャーへ郵送
・3分以内軽作業は無料(ゴミ捨て、食事の準備、ペットボトルの蓋開け等)

●どのように
・調理スタッフは障害者さん、配達スタッフは被災者の方々および地域の遊休資産であるご高齢者、女性を中心に積極的に雇用し宅配する。そして、被災地域を中心に5年で20店舗100名の雇用を創出する。
 
・単なる弁当屋さんではなく、食事の準備や服薬チェック、ケアマネージャーさんや離れて暮らすご家族に宅配時のご様子をお元気情報レポートして共有することで、ヘルパーさんやケアマネージャーさんが本来すべき仕事に専念できる体制を整え、地域の介護パートナーの一員として貢献する。
・市町村の指定配食事業者として展開する共に、社会福祉協議会・居宅支援事業所・総合病院等の相談員や栄養士さんとも連携する。

業務内容

■業務内容
・サービス管理業務全般
・まずは1店舗をマネジメントする
・多店舗展開の仕組みを共に創る

■地域
・石巻市近郊

■この仕事で得られるもの
・新規事業所立ち上げの為、深いところから運営に携われます。
・0から1を創り上げる力
・人生の目標

条件

●活動期間:12カ月以上
●活動地域:宮城県塩竈市、七ヶ浜町、多賀城市、石巻市近郊
●活動支援金:250,000円/月(委細面談)
  →ETIC.震災復興リーダー支援基金より支給
 → ジョンソン・エンド・ジョンソンよりETIC,震災復興リーダー支援基金にご支援を頂いています
●生活支援:食事支援(現物補助 一部まかない)あり、赴任交通費支給(上限1万円)あり
●その他:右腕終了後、継続雇用する可能性あり
(センター長として1号店を任せられる為のスキルセットを取得している事)

リーダーからの想い

■親孝行・家族愛の輪を広げる事を喜びとする

私の母親は晩年、介護状態となり口から物を食べなくなった頃から、明らかに衰弱していきました。すべての病院が安易な点滴治療をしているとは言いませんが、「病気や噛む力に合わせた食事の提供ができれば 明日に繋がる命があるのではないか」という思いが根底にあります。この事業を通じて私自身が親孝行しきれなかった思いを胸に、自分の親に食べてもらいたいと思える食事と心通わす会話と笑顔をお届けすることで、一人でも多くの高齢者様の人生の質の向上に貢献致したいと考えております。

■新しい株式会社の形を発信する
株主至上主義が蔓延する現代において、会社は社会の公器であるということを実践し、利益は目標でなくお客様からのありがとうの結果であり、基本的目標にはなりえない事、後からついてくるものである事を示します。
そして、利益の一部を地域のNPOに寄付するための仕組みや遊休資産であるご高齢者・女性の活用、障害者さんの訓練の場の提供等を通じて、地域社会になくてはならない組織体を創ります。

こんな人を待ってます!

<心構え>
・経営理念「親孝行・家族愛」に共感頂ける方
・震災復興に対する強い想いがあり、献身的・利他的な人間性を備えている方
・スタートアップという変化が激しく業務量の多い環境を  自らの成長につながるチャンスと捉え、局面打開へ奮闘できる方。

<業務経験・スキル>
・サービス管理責任者(障碍者就労継続支援の経験者尚可)
・普通免許
※学歴、年齢不問

0から1を立ち上げる現場をすべてお見せします!
共に「5年20店舗200名」の雇用創出を実現していきましょう!
まずは、お気軽にお問い合わせ下さい!!

ETIC.の担当スタッフから一言

「食」はいのちの源です。でも、病気や障がい、買い物に行けない、料理が出来なくなったなど、実際に体験してみないと食の大切さは実感できないかもしれません。想像してみてください。さまざまな理由で、食べたいものが食べられなくなったら?そこであきらめてしまいますか?

「愛さんさん宅食」は1号店を塩竈市に店舗をかまえました。食を切り口に、地域の方とつながり、安心して暮らせるまちづくりの一翼を担います。これから店舗を拡大していく「愛さんさん宅食」の事業を一緒に創っていく「右腕」を募集します!

基本情報

テーマ 地域福祉、仕事づくり
主な活動地域 塩竈市、七ヶ浜町、多賀城市、石巻市近郊
受入団体 株式会社ソーシャルプロジェクト
WEB http://www.ai-sansan.com/

個別相談会に参加する

まずは右腕について詳しく知りたい方は個別相談会にご参加ください。

代表者紹介

小尾 勝吉(株式会社ソーシャルプロジェクト 代表取締役)

2012年4月~2013年1月までETIC右腕派遣プログラム活動支援を通じ、一般社団法人MAKOTOに所属。被災地域の経営者支援、起業支援を担当。
被災地域を回る中で、一人暮らしご高齢者の生活に危機感を肌で感じ、配食サービスを塩竈市にて創業。

・介護食アドバイザー
・食品衛生管理責任者
・MBA (GLOBIS 2011期)

スタッフ(右腕)紹介

濱野拓也(右腕)

詳細プロフィール

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