宮城県募集終了
被災地・気仙沼の自然の恵みを活かした復興モデル実現にチャレンジ
森里海工房プロジェクト(気仙沼市)
テーマ:地域のつながり地域資源を活かす 活動地域:宮城県気仙沼市 職種:企画・開発・マーケティング営業・営業企画
活動サマリー
わたしたちメンバーは、国際協力団体のメンバーや、地元気仙沼の環境保全団体のメンバーの一員として、また地元地域の住民として、2011年3月11日 東日本大震災直後より、緊急支援事業や地元の方主導の復興プロジェクトのお手伝いをさせて頂いていました。
一方、2011年の初夏頃から、震災の被害が残る沿岸部のハマには、草が鬱蒼とはえてきてしまっていることに気が付いていました。その場所は、数カ月前まで住宅や人々が働く場だった所で、地盤沈下した影響もあり潮の満ち引きを繰り返すうちに湿地帯のようになってきていました。
その光景をどんな気持ちに落とし込んで納得すれば良いいのか…、地域の方々の生活復興に奔走し車を走らせながら悩む日々が続いていました。そんな中、気仙沼唐桑町のメンバーが地域のお母さんから聞きました。「昭和30年代に戻っただけだ、ここはもともと湿地帯で子供の頃はみんなアサリを獲って遊んだもんだ。このハマはカキ殻で埋め立ててその上に人間が住んだんだ」。よく見ると、そこには海藻が生え始め、貝や稚魚が棲み、冬には白鳥が来るまでになっていました。自然界の生態系のたくましさを実感しました。人と人、人と自然、自然(海)と自然(森)がつながる場所。東北の魅力の一つだと実感しました。
この“つながっている”をキーワードに、地域の復興モデルとして6次産業化し、復興していく姿を多くの人に知ってもらうことはできないだろうか。人々の生活を重視するにとどまらず、“自然との見えないつながり”を大切に、可能な限り持続可能な復興のモデルに挑戦することは不可能なのだろうか。そんな思いを共有したメンバーが集まり、この“つながりの価値観”をもう一度取り戻す形で復興モデルをつくる、というささやかなプロジェクトが始まりました。
業務内容
1)地域の自然の恵みを活かした商品の企画・生産・販売
焼菓子「森のクッティー」(くるみ味・黒蜜きな粉味・ごま味・紅茶味)、薫製牡蠣のオリーブオイル漬け等
※商品の売上の10%を2)の保全活動に活用
2)様々な環境保全団体・地域住民・外部専門家との横の連携構築と気仙沼・大川流域の自然生態系(森里海)の保全
・植林・間伐
・環境教育・研究・講演活動
・保全に賛同する団体・企業・個人とのネットワーク・プラットフォームの構築
3)リーダーの松田さんと共に事業を担う
企画・事業づくり・地域づくりに伴う仕掛け、仕組みづくり
条件
●活動期間:12カ月以上
●活動地域:宮城県気仙沼市
活動支援金:100,000~150,000円/月(委細面談)
→ap bankよりETIC,震災復興リーダー支援基金にご支援を頂いています
●生活支援:宿泊場所あり、現地交通費等(3万/月)まで支給
●その他:右腕終了後、改めて団体と雇用関係を結んだ上で業務継続する可能性あり
リーダーからの想い
森里海工房プロジェクトは、東日本大震災から気仙沼の大川流域がどのような復興を果たすべきかという議論の中から生まれました。私たちはこれまで大事な人と人、人と自然、自然と自然の繋がり、本来はしっかり繋がっているものを知らない間に断ち切ってしまってきたかもしれません。
本プロジェクトは、「森里海のつながり」を“美味しいごちそう”で表現し、東日本大震災での被災地域のみならず、持続可能な日本の地域社会構築の一助にしたいと思っています。気仙沼大川流域はその「はじめの一歩」です。
こんな人を待ってます!
・対人コミュニケーション
誰とでも分け隔てなく会話でき、地元住民から信頼を得られるパーソナリティーを有している。
・健康
東北の気候に順応できる健康な方。
・スキル
パソコンの基本的操作(WORD、EXCEL等)を習得している。
・資格
普通自動車免許を有していれば望ましい(必須ではなし)。
ETIC.の担当スタッフから一言
準備中です
基本情報
テーマ | まちづくり、コミュニティ再生 |
主な活動地域 | 宮城県気仙沼市 |
受入団体 | NPO法人ピースネイチャーラボ |
WEB | http://www.morisatoumi.jp/pnl/ |
まずは右腕について詳しく知りたい方は個別相談会にご参加ください。
代表者紹介
松田 憲(NPO法人ピースネイチャーラボ 代表理事)
2001年国際NGO入社。中東アフリカアジア諸国の緊急・復興支援事業に従事。2011年東日本大震災直後より、気仙沼、南三陸、陸前高田、大船渡にて活動。2012年3月に、気仙沼環境保全NPOのメンバーらと共に、ピースネイチャーラボ(NPO申請中)を設立。