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プロジェクト 東北復興ポジティブエイジングプロジェクト(気仙沼)

東京都募集終了7406viewsshares2012.04.08

いつまでも被災者ではいたくない。このまま老いさらばえるわけにはいかない。そうした思いをもつ人々に、目的を持ち、ポジティブに生きてもらう。そのための地域医療復興プロジェクトです。

東北復興ポジティブエイジングプロジェクト(気仙沼)

テーマ:高齢化社会のモデル地域医療のモデル 活動地域:東京都仙台市気仙沼市石巻市南相馬市東松島市陸前高田市南三陸町 職種:企画・開発・マーケティング事務局運営

活動サマリー

今後ますます、日本全国で後期高齢化社会を迎える上で、持続可能な医療体制を創っていくにはどうすればよいかを考えながら、東北でモデルづくりを実践するプロジェクトです。
老老介護や独居老人の解決方法の一つは、ゆるやかなグループの協働体ではないかという仮説を持っています。地域の中で、こうしたコミュニティが形成されるきっかけとなるために、2つの事業に取り組みます。

●1)地域の病院を再生する(気仙沼市本吉地区)
1階が津波の浸水にあった気仙沼市立本吉病院。現在、一日約120名の患者さんが通院しています。震災前から経営の立て直しが必要だったこの病院を、ともに再建していきます。訪問看護の仕組みづくりや、医療者の交換留学事業、リハビリのショートデイ事業などの新しい医療事業の立ち上げ支援をおこなう予定です。地域医療を守る会と医療経営コンサルティング会社との合同プロジェクトです。

●2)地域の新しいリハビリ機能のモデルをつくる(気仙沼市本吉地区・石巻市ほか)
もともと人口に占める後期高齢者の割合が多い東北で、顕在化している課題のひとつはリハビリです。公共交通機関も十分でない地域では、自分の足で移動できる身体づくりが重要です。そこで、仮設住宅団地の集会場で、リハビリに特化したショートデイサービス事業の立ち上げを行います。石巻市立病院と協力して8月にスタートするように準備をすすめており、それおを皮切りに、他地域展開が可能な仕組みをつくります。地域発の雇用創出も見据えています。

このプロジェクトで被災地に住む高齢者・要介護者・障害者の方々が前向きに、目的を持って生きていくことに少しでも貢献できたらと思っております。今回の3.11後のことは記録していかなければなりません。来て欲しくはないが来るであろう次の大災害に備えて、模範となるような活動モデルを構築すること、それをアーカイブとして残していくこと、世界に発信していくことはこの災害を経験した我々の義務であると考えています。世界で・人類で初めての高度高齢化社会を襲った本災害の復興はチャレンジです。こうした環境の中新しいものをつくっていくことは苦難を伴うことでしょう。しかし、こうした社会に生まれた者として勇気ある仲間と共にこの義務を果たし、課題にチャレンジし、サステナビリティと経済循環性を考慮に入れた新しい世界を追求し、作り上げていきたいと思っております。

業務内容

●1)地域病院再生アシスタント
病院の再生に向けたプロジェクトにおいて、再生プランを策定するためのデータ収集、資料作成などを担って頂きます。また、訪問看護の仕組み化に向けた各種サポート業務、新規事業推進にあたっての実務を担って頂ける方を募集します。

●2)リハビリステーション立ち上げプロジェクトメンバー
今後複数のエリアで展開を目指しているリハビリステーションの立ち上げに向けて、そのモデルづくりを担って頂く右腕を募集します。事業計画書の策定から、自治体への申請手続き、また仕組みとして安定的に運営できるような業務設計などを担って頂きます。

条件

●活動期間:3ヶ月以上
●活動地域:東京と仙台を拠点とする
●活動支援金:100,000円~150,000円/月(委細面談)
  →ETIC.震災復興リーダー支援基金及びプロジェクトより支給
●現地までの交通費:無し
●生活支援:現地交通費あり、宿泊場所あり
●その他:右腕終了後、改めて団体と雇用関係を結んだ上で業務継続する可能性あり(月額18万円を下限。現地交通費・宿泊・住宅は当方で負担。)

リーダーからの想い

準備中です

こんな人を待ってます!

私たちの思いに共感して、一緒につくっていこうという気概がある方。協調性がある方。地元の人たちと一緒に、新しいモデルづくりをできる方。
1)は、経営に関する勘どころがある方であれば、大学生でも可能。

ETIC.の担当スタッフから一言

震災前から医療過疎の状況であった東北沿岸部。津波により多くの医療機関も被災し、いま改めて、新たな医療システムの再構築が求められています。震災直後から、被災地の最前線で緊急期の医療活動に取り組んできた林氏らが、新たなモデルづくりに挑みます。過疎化・高齢化が全国各地で進む中、まさに未来の地域医療の在り方をともにチャレンジするプロジェクトです。

基本情報

テーマ 地域医療、地域福祉
主な活動地域 東京、岩手県(陸前高田市)、宮城県(気仙沼市、南三陸町、石巻市、東松島市、涌谷町、山元町)、福島県(南相馬市)
受入団体 (社)東日本大震災被災地域における地域医療を守る会(Administration、受け入れ主団体) 、(社)裸足醫チャンプルー(Logistic)、 (株)メディバ(Consultation)
WEB 準備中です

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まずは右腕について詳しく知りたい方は個別相談会にご参加ください。

代表者紹介

林 健太郎(地域の医療を守る会 代表理事、日本プライマリ・ケア連合学会 東日本大震災支援プロジェクトコーディネータ)

琉球大学卒業後、麻酔医として大学病院にて勤務。9.11を契機に沖縄から東京へ転居、2002年から日本医科大にて救命救急に従事。2004年から国境なき医師団での活動を開始。3.11後は3月20日に、日本プライマリ・ケア連合学会東日本大震災支援プロジェクトPCAT(Primary Care for All Team)のコーディネーターとして気仙沼・石巻に入り、10月まで障害者・高齢者のための特殊避難所や被災地域の在宅診療を担う多職種からなるチームを組織・派遣。現在は1カ月以上の中長期にわたる期間、研修と支援の両方を目的として、後期研修医を被災し医療人材のいなくなった医療機関に派遣。
2011年8月に学会の枠組みを超えた支援が今後必要となることを実感したため、地域医療を守る会を発足。医療人材の派遣に限らず地元の医療の真の復興・よりよい医療・健康を提供するべく、活動を拡大。気仙沼、石巻、南相馬市などで活動している。

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