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プロジェクト 大槌復興刺し子プロジェクト

岩手県募集終了10729viewsshares2013.02.01

手仕事ブランドを大槌に!刺し子によるコミュニティビジネスの創出

大槌復興刺し子プロジェクト

テーマ:雇用をつくる新しい経済をつくる 活動地域:岩手県大槌町 職種:業務統括営業・営業企画

活動サマリー

本プロジェクトは、震災直後の2011年5月に岩手県大槌町の避難所で立ち上がった。フルタイムで働きに出ることが困難な女性たちに、自宅や仮設住宅などの狭いスペースでも出来、かつ設備を必要としない内職として、”刺し子商品”であるコースター、ランチョンマット、Tシャツ等を制作してもらい、それを私たちが買取り、全国に向けてインターネット、販売代理店、イベント等を通じて販売している。その売上は女性たちの貴重な現金収入となり、また、丁寧な手仕事による労働は、生きがいを創出している。さらに、毎週「刺し子会」を開催し、和やかな雰囲気のなか、皆で集まり作業をすることで新たなコミュニティが育まれている。

今後は、これまで1年9ヶ月継続してきた実績を基礎として、3年以内の現地化を計画している。作り手である「刺し子さん」への手仕事創出だけでなく、運営スタッフの雇用そのものを創出し、この事業を街に根付かせることを目標としている。また、品質向上とラインアップの多様化をすすめ、”復興支援”という切り口に頼らない商品を生み出し、「大槌刺し子」としてのブランドを確立し、街おこしの一助となれるようなコミュニティビジネスを目指している。

業務内容

【期待する成果・役割】
上記の3年間で現地化する計画の内、1年目の運営基盤の強化を行う。コミュニティビジネスとして成立する為には、収支構造や業務の改善が必要であり、成長戦略の立案・実行と各種業務の適正化、現場運営管理等を担う。

【具体的な活動内容】
①成長戦略の立案・実行
生産/販売実績の分析、各種データの蓄積、総合的な分析・情報収集による既存商品と新商品の生産/販売計画、商品開発チーム(東京から協力してくれているプロボノやデザイナー達)との新規商品開発、企業とのコラボレーション商品の担当(取引先との交渉、商品の生産等)

②商品管理、受発注とその管理、在庫管理の適正化(今後商品ラインアップを充実させていく為)

③生産現場の運営・管理
上記業務を行うにあたり現場の状況を把握する為、定期的な作り手の方々とのコミュニケーション、商品の買い取りや材料の配布等の業務、品質管理(品質基準の策定等)、生産現場の業務の仕組化。

条件

●活動期間:6ヶ月以上
●活動地域:岩手県大槌町
●活動支援金:100,000円~150,000/月(委細面談)
→ETIC.震災復興リーダー支援基金より支給
※活躍次第で、月50,000円までテラ・ルネッサンス側からの加算あり
●現地までの交通費:支給なし
●生活支援:現地での交通費支給あり、宿泊場所あり、住宅支援・食事支援なし
●その他:右腕終了後、改めて団体と雇用関係を結んだ上で業務継続する可能性あり

リーダーからの想い

テラ・ルネッサンスでは、一人一人に未来をつくる力があり、市民が社会を変えていくと信じています。これまで活動してきたアフリカやアジアでは、この力があることを、いつも現地の方が教えてくれています。この刺し子プロジェクトでも、2021年(震災から10年)までに現地化し、地元のスタッフが自立して大槌や三陸沿岸の「未来の街づくり」に貢献することを目指しています。思い描くものは、作り手の女性たちやスタッフが生き生きとして元気に働き、それが家族・友人、地域に広がっていき、商品を手にとったお客様が笑顔になり、販売する方々も喜ぶといった姿で、関わる方全てに幸せになってほしいと思います。
その先にイメージするものは、「大槌刺し子」のブランドが大槌の街おこしに貢献し、そしてさらに街づくりや地域の活性化につなげる活動として、県内外の方を対象にした刺し子ワークショップ、ボランティア・購入者の訪問受け入れなどを行い、これらを通して地域間・世代間の交流がうまれ、人々のつながりが有機的に広がっていくものです。さらにその先には、大槌町を中心とした地域が幸せな街づくりのモデルとなり、他の地域へ発信・波及していき、日本中の地域の街づくりに貢献している未来を思い描いています。

こんな人を待ってます!

・全体を俯瞰しての組織運営、経営戦略の立案と実行、業務改善の経験のある方
・製造業の管理業務の経験がある方
・ものづくりや手仕事のこまやかな仕事への理解がある方
・地元の方の目線でも物事を見ることができ、柔軟な対応ができる方
・一般的なPCスキル(業務ソフト使用経験)のある方
・普通自動車免許をお持ちの方
・岩手県大槌町へのU/Iターン希望者大歓迎

ETIC.の担当スタッフから一言

大槌は震災で甚大な被害を受けましたが、様々なプロジェクトが立ち上がり前に進もうとしています。
その中で刺し子プロジェクトは伝統技術である刺し子を活かす事で、新たな価値を生む事業として長期的に地域の復興に携わっていくという、意義と可能性を持っているプロジェクトです。

基本情報

テーマ まちづくり、仕事づくり
主な活動地域 岩手県大槌町
受入団体 特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
WEB http://tomotsuna.jp/

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代表者紹介

鈴鹿 達二郎(特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス 大槌復興刺し子プロジェクト事務所 所長)

学生時代、テラ・ルネッサンスが共催するカンボジア・スタディーツアーに参加し、国際協力に関心を持つ。
大学院卒業後、2007年から青年海外協力隊として、アフリカのタンザニアで現地NGOに所属し、地域住民へのエイズ啓発活動や現地スタッフへのPCスキル教室を開催する。
その後2009年から在タンザニア日本国大使館が政府開発援助として実施する、同国内の開発プロジェクト支援に携わる。
2011年11月からNPO法人テラ・ルネッサンスに勤務し、大槌復興刺し子プロジェクトを中心に岩手県で活動を行う。

スタッフ(右腕)紹介

内野恵美(右腕)

詳細プロフィール

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