岩手県募集終了
町民が主体的に「まち育て」に関わる作法を磨き、文化を創成する
大槌ひと育て×まち育て大学設立運営プロジェクト
テーマ:コミュニティ・デザイン地域のつながり 活動地域:大槌町 職種:
活動サマリー
2011年11月に設立されたおらが大槌夢広場では、おらが大槌復興食堂の運営や、ボランティアツーリズムの企画・運営、
地域の子どもが町の将来を考える「こども議会」など様々な事業に取り組んでいます。
今回、あらたに「大槌ひと育て×まち育て大学」事業を始めるにあたって、右腕を募集します。
対象は、復興まちづくりの担い手となる大槌町民および、都市部のソーシャルな人材です。
オープン講座を次々と企画運営し、町民を主体とした創造的なプロジェクトを創発する町民大学を開講します。
大槌町民に対しては、復興関係の会議やワークショップに参加する作法を身につけ、自身が育まれた大槌という地域について深く学び、郷土愛を高めるためのきっかけを作ります。
震災に関する様々な経験を共有し、現在の地域と地域を形成する様々な事象について関連づけを行い、まち育てや防災規範の醸成、ソーシャルな取り組みに関する「ナレッジ」として、町外にも発信するための講座やワークショップを開催します。
都市部の方に対しては、弊団体から独立し、新たにソーシャルビジネスを展開する若者たちが、何故そういった考えに至ったのか、自分の役割をどのように捉え、どのような努力をしているのか、といったナレッジを、交流から学び取ってもらい、それぞれの今後の人生に活かしてもらう場としてのプログラムを提供します。
業務内容
業務内容は、次のとおりです。
①「大槌ひと育て×まち育て大学」の主として外向けに提供するプログラムの高度化を他メンバーと一緒に作り上げる事
②都市部のソーシャルな人材(学生・社会人)にむけて、本プロジェクトをPRし、より多くの参加者を得る事
弊団体は「ひと育て」を標榜しており、顧客だけでなく既存の団体内メンバーに対してもそうした文化でここまで組織を運営してきました。
右腕についても同様の姿勢で、ご自身が今までに構築してきた人間関係や専門とする学問・業務の分野を、どのように本プロジェクトで活かせるかを我々と一緒に考えるところから始め、上記に取り組む中で「活かせている!」という実感を得てもらえる事が、受け入れる我々にとっても大切だと考えています。
条件
●活動期間:4ヵ月以上
●活動地域:岩手県大槌町
●活動支援金:100,000~200,000円/月(委細面談)
→受け入れプロジェクトおよびETIC.震災復興リーダー支援基金より支給
●現地までの交通費:なし
●生活支援:宿泊場所あり、現地交通費支給あり、食事現物支援あり
●その他:右腕終了後、改めて団体と雇用関係を結んだ上で業務継続する可能性あり
リーダーからの想い
大槌町は資源に乏しい三陸の小都市です。震災以前の人口コーホートでは2035年の人口は今の半分と予測されていました。
震災で人口の一割の方が犠牲になり、市街地の9割以上を失った大槌の今の姿は、「急激に少し未来の状態になった」とも言えます。
機能としての町は大変な危機的状況である一方で、残された町民達が自分たちの生きる意味や役割について、真剣に考える場が与えられたと考えられます。
昨年11月に弊団体を設立し、被災者であるスタッフ達に、徹底的に役割を与えた事で、あるスタッフは目の色を変えて業務に没頭し、また、あるスタッフは自分の生き甲斐を追求するために弊団体から巣立ち、ソーシャルビジネスを起業しています。
スタッフ達の志向性は都市部でソーシャルビジネスでの起業を目指す若者たちにとっても多くのナレッジを秘めたものであると思います。
また、より多くの町民達に、弊団体との関わりを持ってもらい、既存のスタッフ達と同じように生き甲斐や役割について考え、自律的に修得してもらいたいと考え、本プロジェクトを実施するに至りました。
こんな人を待ってます!
①プロジェクトメンバーと障壁なく関わる事ができ、一緒にプロジェクトを造り上げていくという気運を高められるコミュニケーター
②ソーシャルな活動をする、多くの友人やステークホルダーを有し、それらの外部人材をうまくプロジェクトに巻き込みつつも、プロジェクトの方向性は見失わない視座を持つプレイングマネジャー
私自身、全く知らない土地で活動していますが、過去や故郷、専門分野等を断ち切る事を決断しているわけではありません。
使命感・覚悟が大変重要であることは自明ですが、それに固執しすぎない柔軟性がある方を求めています。
ETIC.の担当スタッフから一言
準備中です
基本情報
テーマ | 地域の担い手育成、コミュニティ再生 |
主な活動地域 | 大槌町 |
受入団体 | 一般社団法人おらが大槌夢広場 |
WEB | http://www.oraga-otsuchi.jp/ |
まずは右腕について詳しく知りたい方は個別相談会にご参加ください。
代表者紹介
臂 徹(一般社団法人おらが大槌夢広場 理事・事務局長)
1980年、群馬県伊勢崎市生まれ、群馬県立前橋高等学校卒。
筑波大学第三学群社会工学類都市計画専攻卒、筑波大学大学院環境科学研究科修了。
都内にて建設コンサルタントとして6年間従事した後、東日本大震災で被災した岩手県大槌町の復興計画策定のため、現地入りし、大槌で出会った方々と住民主体でまちづくりを考え、実施する組織を立ち上げ、建設コンサルタントの職を辞し、事務局長に専任する。父方の祖母は岩手の生まれであり、一世代飛ばしのJターン。