HOME

ABOUT右腕プログラムとは

右腕プログラムとは

ビジョンのイメージ

ビジョンのイメージ

3.11を機に、スタートアップと社会実験的プロジェクトが集積する東北。

そこには、人口減少・成熟社会における多様な地域の仕掛け方が詰まっています。

地域内でのエネルギーや経済の循環モデル、豊かな素材を活用した農業漁業の六次産業化、高齢化に向けた新たな地域医療・福祉の取り組み、そして、未来を担う子どもたちの育成など。

地域の資源を活かし、地域に新たな経済や豊かな暮らしを創り出していく。人口減少社会に突入した日本の他地域、そして海外諸国にとっても、これからの社会の方向性のヒントとなるような事業が生まれています。

日本の地方には、使われていないたくさんの資源があります。これを見つけ出し、磨き、商品やサービスに変えていくのは、人の腕です。一見解決困難な課題の中から、突破する道筋を見出していくのは、人の知恵です。

2011年6月に開始した右腕プログラムでは、これまでに200名を超える右腕を東北に送り込み、様々な事業の力となってきました。

震災から5年目となる今年は、「地方創生」への注目も高まる中、これらの事業が持続・発展し、復興にとどまらない未来のモデルになろうとしています。

右腕プログラムでは、これらの現場に身を置き、多くの希望と課題に満ちた東北から、ともに新しい社会のあり方を創り上げていく仲間を募集します。様々な分野で経験を積んだビジネスパーソンの参画を歓迎します。

プロジェクト事例

気仙沼地域エネルギー開発株式会社

気仙沼市域の70%を占める森林を活用した地域でのエネルギー自給を目指し、間伐材を利用した木質バイオマスエネルギー事業に取り組むプロジェクト。右腕は、木材を確保するための仕組みづくり(林業家への説明会・講習会の実施、買い取り制度の設計など)を担い、バイオマスガス化プラントの立ち上げをサポート。

気仙沼地域エネルギー開発・高橋 正樹さん写真 高橋 正樹
気仙沼地域エネルギー開発株式会社 代表取締役社長。気仙沼の大手石油販売会社「気仙沼商会」を経営。震災後、持続可能な環境を実現する地域エネルギー会社を目指し、本事業を立ち上げ。
気仙沼地域エネルギー開発・後藤 裕子さん写真 後藤 裕子
北海道出身、東京育ち。リクルートで転職情報の企画やシステム開発の仕事に関わる。結婚後、夫の実家の宮城に行くこととなる。それをきっかけに右腕に応募。立ち上げスタッフとして参画。
気仙沼地域エネルギー開発のイメージ画像1 気仙沼地域エネルギー開発のイメージ画像2 気仙沼地域エネルギー開発のイメージ画像3

NPO法人東北開墾(東北食べる通信)

「食で都市と地方をかきまぜる」ことをコンセプトに、毎月1回、独自の哲学でおいしい食べものを作りつづける生産者にクローズアップした特集記事とともに、その作り手による食べものを届ける「食べる情報誌」を発行する。右腕は、編集・制作の体制作りや、WEBサイト・会員コミュニティの運営などを担う。

NPO法人東北開墾(東北食べる通信)・高橋 博之さん写真 高橋 博之
1974年、岩手県花巻市生まれ。2006年岩手県議会議員補欠選挙に無所属で立候補、初当選。2011年に岩手県知事選に出馬、次点で落選。2013年、後援会を解散しNPO法人東北開墾を立ち上げる。
NPO法人東北開墾(東北食べる通信)・鈴木 英嗣さん写真 鈴木 英嗣
幼少期を海外で過ごした経験から旅に魅了され、出版社にて7年間、旅行情報誌の編集に従事するも、東日本大震災を機に、より具体的な復興・開発支援に関われる人間になりたいと思い立ち、参画。
NPO法人東北開墾(東北食べる通信)のイメージ画像1 NPO法人東北開墾(東北食べる通信)のイメージ画像2 NPO法人東北開墾(東北食べる通信)のイメージ画像3

一般社団法人りぷらす

介護度の増加率が全国でワースト1位の宮城県、その中でもワースト2位の石巻市で介護保険からの卒業を目指したデイサービス事業など、4つの事業に取り組んでいる。右腕は、地域の方が病気や障害の予防を学ぶ地域健康サポーター育成事業を担当。地域の介護保険認定率の減少、社会保障費の軽減、そして健康寿命の延伸を目指す。

一般社団法人りぷらす・橋本 大吾さん写真 橋本 大吾
一般社団法人りぷらす 代表理事。震災の2011年6月に、主にリハビリテーション専門職の支援団体を有志と設立。同年7月から石巻市で支援活動を開始。2013年5月から本事業を立ち上げ。
一般社団法人りぷらす・落合 孝行さん写真 落合 孝行
島根県の奥出雲町出身。地域の誰もが自分らしく暮らせるまちづくりに興味を持ち、社会福祉士となる。震災後、取り組まれてきた福祉の形を学びたいという思いで奥出雲町役場を退職し、参画。
一般社団法人りぷらすのイメージ画像1 一般社団法人りぷらすのイメージ画像2 一般社団法人りぷらすのイメージ画像3

これまでの実績

4年間で215名の「右腕」が参画(2015年7月末時点)

38の自治体で119のプロジェクトに参画

プロジェクトの自治体内訳
岩手県:12自治体
山田町/花巻市/奥州市/洋野町/宮古市/一関市/盛岡市/釜石市/大船渡市/陸前高田氏/北上市/大槌町
宮城県:11自治体
塩釜市/南三陸町/気仙沼市/仙台市/名取市/石巻市/多賀城市/東松島市/女川町/亘理町/蔵王町
福島県:15自治体
浪江町/会津坂下町/西郷村/伊達市/三春町/郡山市/福島市/いわき市/二本松市/南相馬市/相馬市/田村市/会津若松市/会津美里町川内村

15名の起業家を輩出。約6割は東北に残り、約3割は次のキャリアへ。

【その他34%の割合】
  • 東北と繋がる仕事に就職
  • フリーランスとして独立
  • 地元のNPOに転職
など、全国をフィールドに活躍中!

62%
が引き続き
東北で活躍

新しい事業の立ち上げ・持続発展への貢献も目指していきます。

2014年度から、事業の持続発展を右腕プログラムの目的に定めて、取り組みを始めています。そのための事業評価も始めており、地域の「健康増進」に取り組む5つの事業者の中間評価を行いました。

経済効果
  • 月間売上は派遣開始時点の合計約274万円から、8月末時点で約609万円へと成長。
  • 年間では約7,300万円相当。
雇用創出
  • 有給雇用は派遣開始時点の31名から50名へと増加。フルタイム14名、パートタイム36名。
  • 総給与は概算5,000万円程度。
健康増進
  • 月間利用者数は、派遣当初の412名から1,518名へと増加した。

これまでの右腕参画先プロジェクト

2014年