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プロジェクト 次世代大堀相馬焼プロジェクト(福島県西郷村)

福島県募集終了21621viewsshares2014.10.02

消えゆく伝統工芸を世界へ、未来へ届けたい ~職人から消費者まで届ける仕組みづくり~

次世代大堀相馬焼プロジェクト(福島県西郷村)

テーマ:誇れる地域をつくる地域資源を活かす 活動地域:福島県西郷村東京都 職種:営業・接客・カスタマーサポートプログラムコーディネート

活動サマリー

みなさんは、「大堀相馬焼」という名前を聞いたことがありますか?

「大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)」は、福島県浜通りの浪江町大堀で焼かれる陶器。他に類を見ない「二重焼」というつくりや、幾何学的な「青ひび」といった特徴を持ち、320年もの間、ひとびとに親しまれてきました。1978年には、国の伝統工芸品の指定も受けています。

ガッチ株式会社では、そんな大堀相馬焼の魅力を多くに人に伝える事業に取り組んでいます。


現在の主な事業の内容は、次の3つです。

(1)ブランド戦略策定
伝統を生かしつつ、現代の生活様式や感性に合わせた商品開発、ブランド開発を行うことで、販路と販売単価を上げています。たとえば、午年をきっかけに「KACHI-UMA」というブランドを開発。これによって大堀相馬焼の販路が広がり、単価が約1,500円から約3,000円にアップしました。

(2)ネット販売
店舗への卸売だけではどうしても販路が広がらないため、インターネット上での販促、販売もしています。

(3)海外展開
年に5〜6回、海外への展示会へ出展し海外へ販売しています。メリットは海外の方が値段が高く売れること。実績は中国上海、フランス・パリ、アメリカサンフランシスコ、ハワイです。

業務内容

●右腕の業務内容
・都内や海外からの大型受注に応える生産体制づくり
職人たちとコミュニケーションを取りながら、都内や海外で受注してきたたくさんの案件を複数の窯元に振り分け、最終的に納品できるような体制をつくります。現状では、なるべく職人たちに負担のないような受注から納品までの仕組みをゼロから作り上げることが重要な課題となっています。

・大堀相馬焼を支えるコミュニティづくり
職人を中心に、大堀相馬焼を支える人同士のコミュニティをつくるために、戦略の立案や懇親会・勉強会のようなイベントの企画・開催などを行います。

・職人の発掘・育成のための仕組みづくり
後継者不足を解決するため、職人になりたいという方を呼びこみ、育成するための仕組みを一緒に考えていきます。大堀相馬焼に魅力を感じてもらい、携わろうと思ってもらい、最終的に福島近辺に在住してもらえる人を増やす方法を考え、実行まで落としこみます。

条件

●契約形態:契約社員
●活動地域:福島県西郷村、二本松市、白河市、東京都
●契約期間:1年間
●勤務時間:10時~19時(休憩時間60分)
●時間外勤務:あり(繁忙期に限り)
●休日休暇:休日週2日・夏休み・正月休み
●基本給: 月額200,000円
→ETIC.震災復興リーダー支援基金とプロジェクト側より支給
  (ap bankよりETIC.震災復興リーダー支援基金にご支援を頂いています)
●加入保険:雇用保険、労災保険、厚生年金保険、健康保険に加入
●居住場所:福島県西郷村
●その他:社用車あり。赴任手当有
●その他:右腕派遣期間後、継続雇用の可能性あり

リーダーからの想い

私は大堀相馬焼を、”縁をつなぐ器”にしたいと考えています。

当初はECサイトなどのバーチャルな流通の仕組みがあれば、大堀相馬焼は存続していくと思っていました。しかし大堀相馬焼と関わるなかで、文化を支えるのは、リアルなコミュニティに他ならないということに気づきました。たとえば、この陶器の独特の工法や美しさが320年ものあいだ残されたのは、人々が大堀相馬焼を生活の一部として語り継いできたからに他なりません。このように、文化とコミュニティは、支え合う存在なのです。

震災によって浪江町のコミュニティが崩れつつあるいま、大堀相馬焼もまた消滅の危機にあります。だからこそ、コミュニティをつくることで大堀相馬焼を支える。そして、大堀相馬焼が人と人を結びつけることでコミュニティを支える…。そんな、産業、文化、地域、そして人が支え合う関係を、大堀相馬焼を通じて作っていきたいと考えています。

さらに50年先を考えた時、浪江町だけではなく、日本全体の伝統産業のあり方も考える必要があるかもしれません。各地で伝統産業が衰退しつつあるなかで、大堀相馬焼は”縁をつなぐ器”として他産地とも連携しながら、日本における未来の伝統産業のあり方を模索していきたいと思っています。

こんな人を待ってます!

●必須スキル
・普通自動車免許

●歓迎スキル
・ベンチャー企業でのPM経験(立ち上げから安定期まで滞在していていた方大歓迎)。
・伝統工芸に限らず、製造メーカーでの製造管理経験
・新しいことに意欲的に取り組み率先して問題解決する力
・粘り強さ
・お酒(特に日本酒)が好き(ぜひ職人さんなどとの飲み会にご一緒できれば!)

ETIC.の担当スタッフから一言

準備中です

基本情報

テーマ 文化・伝統産業、地域活性化・まちづくり
主な活動地域 福島県西郷村
受入団体 ガッチ株式会社
WEB http://www.kachi-uma.jp/

個別相談会に参加する

まずは右腕について詳しく知りたい方は個別相談会にご参加ください。

代表者紹介

松永 武士(ガッチ株式会社 代表取締役社長)

1988年福島県浪江町生まれ。大学進学にて上京。在学中に起業し、海外進出前日に震災が発生する。中国・香港・カンボジアにて立ち上げから事業展開する。日本に帰国後は、家業でもあり震災によって途絶えつつある、伝統的工芸品である「大堀相馬焼」のリブランディングを手がける。海外への展示会出展実績も多数。One
young world summit 2014 Japan Ambassadorsに選出。

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