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プロジェクト 小高ワーカーズベース(南相馬市)

福島県募集終了23093viewsshares2014.09.30

時が止まった町に事業を生み出し、働くチカラで時計の針を再び動かす

小高ワーカーズベース(南相馬市)

テーマ:誇れる地域をつくる新しい経済をつくる 活動地域:福島県南相馬市 職種:マーケティング・広報プログラムコーディネート

活動サマリー

「小高ワーカーズベース」は、帰還の障害となっている現場の課題とニーズを可視化し、そこから避難区域だからこそ存在する「価値」「可能性」を見出し発信していきます。それにより、無人の町にプレイヤーを生みだす環境を整備していくとともに、自らもプレイヤーとして帰還後の暮らしに必要な事業を創出していきます。

具体的には以下の事業が進行中です。

■飲食店の企画運営
小高区では飲食関係の店舗がまだ再開されず、帰還に向けた活動をしている人が現場で温かい食事をとることが難しい状況です。そのため、地元の主婦がシェフとなる飲食店を企画運営します。避難区域内で食事を提供することで帰還準備を後押しするとともに、地域コミュニティ再生につながる場づくりをしていきます。

■小高天織プロジェクト
小高区はかつて養蚕と織物が盛んな地域でした。帰還予定者の大多数が60代以上になると見込まれているこの地域で、彼らが幼少期に経験していた養蚕と、手機のシルク製品『小高天織』の事業化を進め、帰還意思のある住民に手仕事と生きがいを創出していきます。
活動主体は小高区で活動する「特定非営利活動法人 浮船の里」ですが、その事務局として事業化の組み立てや関連業務を行っています。

このように、避難指示解除に先駆けて事業を創出していくことにより、小高区の経済活動が再び胎動し、避難指示解除時にきちんと人が暮らせる町としての準備が整っている状態を目指します。
避難指示解除の1年後には、賠償や補償に頼ることなく、住民ひとりひとりが生業を持ち暮らしている自立した町を取り戻すことを目標としています。

業務内容

【具体的な業務内容】
事業パートナーとして、主に避難区域の課題やニーズを拾い上げながら、事業全体の戦略づくりに共に取り組んでいただきます。特に、帰還する住民の暮らしを支える事業を行うプレイヤーを生み出す、あるいは呼び込むための仕組みづくりとその実施を強化したいと考えています。今後、アントレプレナーシップ育成などの事業を展開したいと考えている方には絶好の機会となるはずです。
また飲食店、小高天織プロジェクトの事業戦略の立案・実施と、現場のマネジメントのサポートも担って頂きます。具体的には、資金繰りや売上などの数字や生産現場を管理しながら、場づくりや販売施策、商品開発などの打ち手を打ち続けることなどがあります。

【成果目標】
・小高ワーカーズベースの事業をきっかけに小高区で事業を始める/希望するプレイヤーが1~2名生まれている状態。
・飲食店が100万円/月(例:500円×100食×20日)の売上を達成し、住民をパートタイムで3~4人雇用しながら独立採算で運営できている状態。
・小高天織の生産・販売のベースが整い、小高区の新しい手仕事として地域に認識されている状態。

条件

●活動期間:12ヵ月
●活動地域:南相馬市小高区、浪江町などの福島第一原発20km圏内
●活動支援金:200,000円/月
  →ETIC.震災復興リーダー支援基金およびプロジェクトより支給
 →ap bankよりETIC,震災復興リーダー支援基金にご支援を頂いています
●生活支援:居住場所あり、通勤活動交通費あり、赴任手当あり(2万円まで)、車あり
●その他:右腕派遣期間後、継続雇用の可能性あり

リーダーからの想い

福島第一原子力発電所から20km圏内にある南相馬市小高区(人口13,000人弱)は、地震・津波被害のほか原発事故の影響で全域が避難区域に指定されています。市街地の空間線量は0.2μSv/h程度で、県内の他の地域と比べてもそれほど高くない数値であるにも関わらず、今も全住民が避難中の地域です。
昨年末には避難指示解除の目標が2016年4月に設定され、生活インフラとなる事業の再開、または新規事業創出のニーズが急速に高まっていますが、人手不足や商圏縮小、オフィスの修繕が進まないなどの課題が多く、大半の事業者は解除に先立って事業を行うことに対して悲観的です。一方で住民も「商店などの生活インフラが整わないと帰還できない」と考えています。
事業者の帰還が先か住民の帰還が先か。この『鶏が先か卵が先か』の議論を終わらせる『1羽目の鶏』が小高ワーカーズベースです。避難指示解除に先駆けていくつかの卵を産むことができれば事業者と住民の帰還に向かうサイクルが回り始め、3.11から止まったままの時計の針も動き出すと信じています。
普通の人であれば関わりを躊躇する難しい案件だと思います。だからこそ飛び込んでくれるチャレンジャーが必要です。他地域には存在しない難しい課題をともに解決していきましょう。

こんな人を待ってます!

・事業を組み立てたりブラッシュアップする経験が豊富な方。
・場づくりや集客などの経験が豊富な方。
・避難区域とその住民が置かれた状況を正しく知ろうという姿勢を持ち、住民目線で物事を考えながら自分のスキルを活かせる方
・避難区域という困難な状況を貪欲に楽しみ、なにがあってもあきらめずに最後までやり切れる方
・相双地区へのU/Iターンを検討している方は大歓迎
・公共の交通機関がないので普通自動車運転免許必須

ETIC.の担当スタッフから一言

準備中です

基本情報

テーマ 被災地復興、地域活性化・まちづくり
主な活動地域 南相馬市小高区、浪江町などの福島第一原発20km圏内
受入団体 小高ワーカーズベース
WEB http://owb.jp/

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代表者紹介

和田 智行(小高ワーカーズベース 代表)

株式会社エクスブレイン代表取締役。大学入学を機に小高町(現・南相馬市小高区)を離れ上京。2005年7月、東京のITベンチャーの取締役に就任すると同時に旧小高町にUターン。以降、東京の2社の役員を務めながら南相馬市で個人事業を営むワークスタイルを確立する。
東日本大震災に伴う原発事故では自宅が警戒区域に指定され、妻子とともに避難生活が始まる。避難先を転々としたのち、2012年4月に会津若松市に落ち着く。同市のインキュベーションセンター勤務を経て、2014年5月に避難区域初となるシェアオフィス「小高ワーカーズベース」をオープン。

スタッフ(右腕)紹介

渡部尚紘(右腕)

詳細プロフィール

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